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ホンダ、サステナブルな未来の実現に向けた4つのリソースサーキュレーション技術や次世代燃料電池搭載FCEVなど展示

2024年5月22日~24日 開催

入場無料(事前登録制)

人とクルマのテクノロジー展2024横浜のホンダブース

 本田技研工業は、パシフィコ横浜で5月22日~24日の期間開催されている「人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMA」に、2050年までにホンダの二輪車・四輪車が関与する交通事故死者ゼロと、全製品・企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現の2つのテーマを軸にした展示を行なっている。

 ブースには、今秋発売予定の新型軽商用EV「N-VAN e:」用の純正アクセサリーとして発表されている、ペットボトルなどプラスチックを再生して作るリサイクルPETを素材として採用した「フロアカーペットマット」や、ジャパンモビリティショー2023に展示したコンセプトモデル「SUSTAINA-C Concept(サステナ・シー コンセプト)」に採用していた再生アクリル樹脂で製作したボディ外装、バイオ由来プラスチックを用いたバイク用ウインドスクリーン、リサイクルアルミ素材を用いたバイク用HPDアルミホイールを展示。サステナブルな未来の実現に向けた提案技術を紹介している。

リサイクルPETを素材として採用した「フロアカーペットマット」
再生アクリル樹脂で製作したボディ外装。割れにくくするために特別な加工を施してあるという
バイオ由来プラスチックを用いたバイク用ウインドスクリーン
バイク用HPDアルミホイール

 また、ブースには米GM(ゼネラルモーターズ)と共同開発した次世代燃料電池システムや、同システムを搭載した新型「CR-V e:FCEV」の展示も行なわれている。次世代燃料電池システムは、2019年モデル「クラリティ フューエル セル」に搭載されていたシステムに対して、耐久性で2倍、コストで3分の1を達成。量産CR-Vハイブリッドのプラットフォームに、バッテリや12V DC-DCコンバータ、バッテリ制御用ECUを一体にしたIPU(インテリジェント・パワー・ユニット)を搭載し、ベース車両に大幅な変更を加えることなく小型軽量化、衝突安全性、NV(ノイズ・バイブレーション)性能、運動性向上を実現させている。

新型「CR-V e:FCEV」の展示
GMと共同開発した次世代燃料電池システムを搭載
次世代燃料電池システム
新型「CR-V e:FCEV」は今夏発売予定で、現在先行予約を受け付けている
可搬型外部給電機を接続することで、非常時や屋外イベントなどへ高出力の電力供給が可能となる

 着脱式可搬バッテリ「Honda Mobile Power Pack e:」コーナーには、ジャパンモビリティショー2023で初公開したEVバイク「SC e: Concept(エスシー イー コンセプト)」や、Honda Mobile Power Pack e:を搭載した電動パワーユニット「eGX Concept」と称するアクリルで作られたカートを展示。脱着式のバッテリを利用することでクリーンな電力で長時間の作業を可能にするなど、未来のエネルギー使用環境を提案している。

奥にはバッテリ交換ステーション「Honda Power Pack Exchanger e:」が設置され、手間にはEVバイク「SC e: Concept」が展示されている
Honda Mobile Power Pack e:を搭載した「eGX Concept」
ホンダブースはノースホール(小間番号N15)