ニュース
アストンマーティン、映画007シリーズとの60年の関係を記念した特別モデル「DB12ゴールドフィンガー・エディション」
2024年10月18日 19:57
- 2024年10月14日(現地時間) 発表
アストンマーティンは10月14日(現地時間)、映画007シリーズとの60年におよぶ関係を記念して、ビスポーク・パーソナライゼーション部門のQ by Aston Martinが手掛けた60台限定の特別モデル「DB12ゴールドフィンガー・エディション」を発表した。
1964年公開の「007/ゴールドフィンガー」でアストンマーティン「DB5」が映画デビューを飾り、今回その血統を継ぐ最新モデル「DB12」が新たに007仕様となった。また、映画「007/ゴールドフィンガー」に登場したDB5は、主人公のジェームズ・ボンドが敵から逃れるための秘密兵器を搭載していたが、DB12ゴールドフィンガー・エディションは映画の要素をさりげなく取り込み、ジェームズ・ボンド的なドライビングを楽しむことに重点を置いたモデルという。
ボディカラーは、映画のDB5と同じシルバーバーチで、独特なシルバー色のダイヤモンド旋削仕上げの21インチマルチスポークホイールを装着。さらに、ブラックのブレーキキャリパーと、ビスポークのゴールドのサイドストレーキ、シルバーにブラックエナメルを施した唯一無二のアストンマーティンのロゴがあしらわれるほか、フェンダーにはブライトクロームの「Q」バッヂがあしらわれる。
インテリアは、DB5と同じ縦溝スタイルで仕上げられ、レザーのスポーツプラスシートはジェームズ・ボンドの着ていたスーツの“プリンス・オブ・ウェールズ・チェック”を穿孔パターンで表現。また、この柄はドアやヘッドライナーにも使用されているほか、ゴールドフィンガー60周年ロゴが刻まれたポリッシュ仕上げのシルプレートにもあしらわれている。
さらにインテリアのラグジュアリー感を高めているのが、映画でボンドが使用している黄金の発信器にインスピレーションを得た18金メッキのアクセントで、ドライブモードを選択するためのロータリーダイヤルやローラーコントロールなど、溝付きのギヤセレクターの装飾に使用されているほか、シフトまわりのカーボンファイバーにも金糸が織り込まれている。
また、ドライバー席のサンバイザーには、マイアミのプールが舞台となった有名なワンシーンで最後に引かれたトランプのカードを連想させる「ハートの8」が刺繍されている。
なお、DB12ゴールドフィンガー・エディションのオーナーには、特別な車両カバーとラグジュアリーなキーボックス、シルバーバーチのスピードフォームの模型、映画の有名シーンの35mmフィルムの一片、1/60ゴールデン・リミテッド・エディションが贈られる。これらはクルマと同じ、外側がシルバーバーチ色で中はプリンス・オブ・ウェールズ・チェック柄のGlobe-Trotter製アタッシュケースに入れて渡されるという。