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ヘンケルの接着剤ブランド「ロックタイト」とポルシェ フォーミュラEチームの関係とは? 「ポルシェスタジオ銀座」でスペシャルイベント開催

2025年5月16日 開催
ゲスト参加したユージさん(左)とヘンケルジャパン株式会社 ジェネラルマニュファクチャリング&メンテナンス事業部 事業部長 池田肇氏(右)

 ドイツの化学・消費財メーカー ヘンケルの日本法人であるヘンケルジャパンは5月16日、同社のブランド「LOCTITE(ロックタイト)」が公式接着剤パートナーを務める「タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチーム」が今週末に開催されるBEV(バッテリ電気自動車)の世界最高峰レース「フォーミュラE世界選手権」の東京大会「Tokyo E-Prix」に参戦するため来日したことを受け、「Tokyo E-Prix LOCTITE Special Event 2025」を開催した。

 東京都港区にある「ポルシェスタジオ銀座」で行なわれた「ロックタイトスペシャルトークイベント」にはヘンケルジャパンと日常的に取り引きしているサプライヤーなどの関係者が招待され、ヘンケルが手がける多彩な事業内容やヘンケルとポルシェ フォーミュラEチームのパートナーシップについて解説していく第1部のプレゼンテーション、タレント・モデルのユージさんにもゲスト参加してもらい、ヘンケルについて楽しく知ってもらう第2部のスペシャルトークショーという2部構成で実施された。

会場内に展示された「ポルシェ 99X エレクトリック」のモックアップ
フォーミュラE最新世代のGEN3 Evo車両を再現している
フロントウィングのフラップとドライバーを保護するHaloに「LOCTITE」のロゴマークを配置
モックアップながら細部まで精巧に再現されている
会場となったポルシェの都市型コンセプトストア「ポルシェスタジオ銀座」

「モータースポーツ環境で高い性能と信頼性を示していきたい」

ヘンケルジャパン株式会社 ジェネラルマニュファクチャリング&メンテナンス事業部 事業部長 池田肇氏

 プレゼンテーションの冒頭では、ヘンケルジャパン ジェネラルマニュファクチャリング&メンテナンス事業部 事業部長 池田肇氏があいさつを実施。

「ヘンケルとタグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームのパートナーシップが結ばれた理由ですが、チームが掲げている勝利に向けたビジョンであったり、戦略であったり、チームが持っている文化といった方向性がわれわれの考え方とピタッと合ったということで、2022年からサポートさせていただくことになりました」。

「われわれは接着剤の部分でサポートさせていただいていますが、接着剤そのものを提供させていただくことに加えて、さらに機能であったり、使い方やアプリケーションの知識、ノウハウなどについてもチームといっしょになって造り上げていくことで、われわれの力がフォーミュラEチームの勝利に少しでも貢献できるんじゃないかなと考えています。これからもパートナーシップを継続して、私たちの技術でも勝利を勝ち取っていきたいと思っています」とコメントした。

ヘンケルジャパン株式会社 ジェネラルマニュファクチャリング&メンテナンス事業部 マーケティングマネージャー 清水絵真氏

 続いて、ヘンケルジャパン ジェネラルマニュファクチャリング&メンテナンス事業部 マーケティングマネージャー 清水絵真氏がヘンケルとタグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームが結んでいるパートナーシップの詳細について説明した。

 清水氏は、ヘンケルとポルシェはともにサステナブルな未来に向けて前進していくことを目標に掲げて活動しており、お互いの目標が合致していることから、LOCTITEブランドとして2022年4月から接着剤パートナーとしてのパートナーシップを締結。優れた性能や信頼性、イノベーションを備えるサステナブル接着剤の提供を行なっているという。

 両社のパートナーシップにおいて、LOCTITEでは「技術・イノベーション」「サステナビリティ」「女性のエンパワーメント」の3点を活動目標に設定している。

サステナブルな未来に向けて前進していくという目標が合致していることからパートナーシップを締結
「技術・イノベーション」「サステナビリティ」「女性のエンパワーメント」の3点を活動目標に設定

「技術・イノベーション」では、タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームのレースマシン「ポルシェ 99X エレクトリック」で使用するネジ止め剤、接着剤としてLOCTITE製品の「243」「270」「401」「620」「3090」といった各種製品を提供。LOCTITEの技術とイノベーションでモータースポーツシーンにおける技術革新と信頼性向上に貢献している。

 具体例として挙げられた製品以外でも、高性能エポキシ接着剤、はめ合い用接着剤、構造用接着剤、金属配管用シール剤、瞬間接着剤など20種類を超える多彩なLOCTITE製品が使用され、サスペンションの軸受やギヤボックスのハウジング、パワートレーンのボルト、ステアリング部品、ケーブル類など多くの箇所で機械的信頼性を高めることができるとした。

 実際の使用例では、車両で使用されるOリングを部位ごとに適切なサイズで使用するため、ゴム素材をサイズに合わせて切断して両端を接着するという場面で、ゴムやプラスチックを高速接着する瞬間接着剤の「LOCTITE 406」を使用。また、性能テストシステムに使われるユニオン接続では、高温、振動、圧力に耐えて密閉を維持して安定したテストを続けられるようにするため、環境に左右されることなくパイプを密封する金属配管用シール剤の「LOCTITE 577」が採用されている。

 ポルシェ フォーミュラEチームとのパートナーシップを通じ、厳しい条件に耐える性能が求められるモータースポーツ環境で高い性能と信頼性を示していきたいと清水氏は述べた。

ポルシェ 99X エレクトリックでの採用技術
さまざまなLOCTITE製品が使用されている
LOCTITE製品の実際の使用例
会場内ではLOCTITE製品の展示も行なわれた
ポルシェ 99X エレクトリックで採用されている製品も並べられ、製品解説パネルも用意された

「サステナビリティ」の対応では、材料科学とコーティング、シーリングの科学的ノウハウによって持続可能性を実現するため、ヘンケルでは地球規模の課題解決に向けて2030年以降を視野に入れた意欲的なサステナビリティ戦略を策定。気候変動に対しては、事業者が事業活動で直接排出するGHG(温室効果ガス)を算定する「スコープ1」、他社から供給された電気、熱、蒸気などの使用に伴う間接排出を定める「スコープ2」に加え、原料調達から製造、物流、販売、廃棄に至る企業による事業活動全体を含める「スコープ3」についてもGHGの排出量ネットゼロ達成に向けて取り組んでいる。

 循環型経済に向けた取り組みにも重点を置き、資源の使用量削減、パッケージ再利用の可能性向上、埋め立て処分廃棄物の削減などを進めている。さらに安全性を向上させるため、製品やソリューションを世界的に統一された安全・衛生基準に準拠させて、ヘンケルの社員に加えてバリューチェーン全体で安全性を担保することを最優先事項に定めて安全向上を実現するアプリケーション開発を行なっている。

 フォーミュラEのレース活動は車両電動化の未来に向けた変化を推し進めていく活動で、スポーツが持つスペクタクルを利用して協力で意義あるメッセージを発信し、電動モビリティへの移行を加速させると説明。ポルシェ フォーミュラEチームとのパートナーシップを結ぶことで、BEVによるモータースポーツを応援していくと語った。

ヘンケルでは2030年以降を視野に入れたサステナビリティ戦略を策定して取り組みを進めている

 3つめの「女性のエンパワーメント」については、多様性や公平性を尊重するダイバーシティはヘンケルの企業文化として不可欠な要素となっており、ポルシェ フォーミュラEチームでテストドライバーを務めるシモーナ・デ・シルベストロ選手をLOCTITEとしても強く成功した女性のアンバサダーとして起用。社会における女性の活躍を支援していることをアピールしている。

LOCTITEとしてもシモーナ・デ・シルベストロ選手を強く成功した女性のアンバサダーとして起用

「GHS」の絵表示が不要な「LOCTITE H&S対応製品」をリリース

ヘンケルジャパン株式会社 ジェネラルマニュファクチャリング&メンテナンス事業部 GM営業部 営業部長 谷口直人氏

 ヘンケルジャパン ジェネラルマニュファクチャリング&メンテナンス事業部 GM営業部 営業部長 谷口直人氏は、148年に渡る歴史を持つヘンケルという会社が持つ魅力について解説。

 接着剤とシーリング剤で世界一のシェアを持つヘンケルでは、接着技術部門で自動車産業や各種エレクトロニクスデバイス、航空宇宙産業などをサポートする「モビリティ&エレクトロニクス事業本部」、食品や飲料などのラベル、紙包装、ファッションなど生活に身近な製品をサポートする「パッケージング&コンシューマーグッズ事業本部」、DIYや建築材、メンテナンス製品などをサポートする「クラフトマン、コンストラクション&プロフェッショナル事業本部」といった事業を展開。

 谷口氏も所属する「クラフトマン、コンストラクション&プロフェッショナル事業本部」にはさらに3つの注力分野があり、高品質、高信頼性の接着剤と自動化のソリューション提案で幅広い産業機器の組み立ての効率化、コストダウンに貢献する「ジェネラルマニュファクチャリング(GM)」、接着剤技術を応用した設備保護に資するコーティング剤や保守製品でプラントの稼働率を最大化する「メンテナンス リペア&オーバーホール(MRO)」、接着剤、シーリング剤、コーティング剤や信頼性の高いサービスで自動車補修をサポートする「自動車補修・メンテナンス(VRM)」といった活動を行なっている。

ヘンケルの接着技術部門は「モビリティ&エレクトロニクス事業本部」「パッケージング&コンシューマーグッズ事業本部」「クラフトマン、コンストラクション&プロフェッショナル事業本部」の3つで構成
クラフトマン、コンストラクション&プロフェッショナル事業本部の3つの注力分野

 ヘンケルにとって最も重要なブランドは、1953年に誕生したLOCTITE。米国のバーノン・クリーブル教授が世界初の嫌気性ネジゆるみ止め用接着剤として開発したLOCTITEは、ネジなどに塗布されて締め込まれると、金属接合部分で空気の供給が遮断されることで硬化して、振動や衝撃によるゆるみを防止することに加え、シール性によって腐食や固着といったリスクも低減。瞬く間に全米で利用されるようになり、現在ではグローバルであらゆる産業、製造業で利用されている。また、利用の拡大と新たな需要の発生、環境の変化などを受けて進化を続け、高い信頼性を実現してタグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームとのパートナーシップ締結にもつながっているとした。

LOCTITEはヘンケルにとって最も重要なブランド

 そんなLOCTITEの最新トピックとして、5月に新製品の「LOCTITE H&S(ヘルス&セーフティ)対応製品」をリリース。信頼性とゆるみ止めなどの性能はそのままに、ヘンケル独自の技術によってより環境や人体に優しい嫌気性接着剤、シール剤を実現。これにより、化学品の危険有害性を示す「GHS」の絵表示を不要として、仕事などで利用する人の労働安全性を高め、リスクアセスメント業務も軽減。環境にも優しい製品となってサステナビリティにも貢献する。

「GHS」の絵表示が不要な新製品「LOCTITE H&S対応製品」を5月からリリース

 また、デジタルMROソリューションの技術として開発された「LOCTITE Pulse」は、スマートセンシングとデジタル技術を融合させ、プラント内で稼働する生産機器の異常をいち早く検知。情報をさまざまなデバイスに送って瞬時に共有することでトラブル発生を事前に通知して、設備の保護と延命を可能にして稼働率を最適化。メンテナンスコストの抑制や生産能力の最大化、最適化を実現し、IoT技術と保守製品のインテグレートで環境負荷低減にチャレンジしている。

「LOCTITE Pulse」はスマートセンシングとデジタル技術の融合でプラント内で稼働する生産機器の異常をいち早く検知。生産能力の最大化、最適化を実現して環境負荷低減を果たす

 自動車補修・メンテナンスでもCO2削減に向けた取り組みを行ない、溶接による接合を接着剤に置き換える「コールドリペア」の手法を提案することで、溶接時に発生する熱源を省いてCO2を削減。また、新品の交換部品を事前に生産して保管しておくのではなく、必要に応じて補修することを“よりサステナブルな選択肢”として提案しているという。

 また、エネルギー転換の将来的な選択肢として加速していくと予想する水素利用では、需要が成長する一方で水素漏れの確実な防止が必要になり、ここにLOCTITEのシール剤が活躍すると説明。これまでに培ってきた高い信頼性によって水素の製造、運搬、貯蔵などを手がける企業からすでに多くの案件が持ち込まれており、欧州を中心に製品開発の準備を進め、水素にも対応する金属配管用シール剤などの製品展開を行なっている。

溶接ではなく接着剤で接合する「コールドリペア」といった手法でCO2を削減
水素社会を見据えた製品開発にも取り組んでいる

 ヘンケルでは長年の歴史で培ってきた実績と高い信頼性、ブランド力を持ち、近年ではグローバルのサステナビリティ活動のパイオニア企業の1社という面からも選ばれるようになり、これからも選んでもらえるよう提案活動に全力で取り組み、持続可能な未来の実現に向けて走り続けていきたいと谷口氏はプレゼンテーションを締めくくった。

ユージさんが細部までこだわった愛車・Gクラスについて紹介

タレント・モデルのユージさん

 休憩を挟んで実施されたスペシャルトークショーでは、ゲストのユージさんと第1部でプレゼンテーションを行なった清水氏の2人が登壇。清水氏からユージさんに、生活の身近なところにも使われているヘンケルの接着剤製品について紹介されたほか、週末に実施されるフォーミュラEの東京大会・Tokyo E-Prixの見どころや、タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームのレースマシンについて解説が行なわれた。

 接着剤やシール剤と聞くと工作やDIYなどを連想しがちだが、住宅やクルマなどにも使われているほか、日常的な消耗品である飲料のアルミ缶やおむつなどにも利用されていると清水氏が語ると、4人の子供たちの父親で、一番下の次男はおむつを使っているというユージさんは「それなら、もうウチでは毎日ヘンケルさんの製品をバンバン使ってる状態なんですね」と驚いていた。

若いころは建築業で生計を立てていたというユージさんにとって、建材に使われている接着剤は身近な存在
現代のクルマでは数え切れないほどの箇所に接着剤が利用されている
開幕を控えたTokyo E-Prixの開催概要
GEN3 Evoに進化したポルシェ 99X エレクトリックの技術解説
タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームの紹介
シーズンの約半分を終えた第7戦終了時点でタグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームは2位と7ポイント差でトップ。順位表が表示されると会場からは拍手が贈られた

 また、ヘンケル製品を使ったクルマのメンテナンスに関連して、クルマ好きのユージさんの愛車についても紹介。最近手に入れたというメルセデス・ベンツの「Gクラス」は、これまで歴代Gクラスを7台所有してきて、以前に所有していた現行モデルからビンテージ感を味わいたいと感じてW463型の2代目Gクラスに買い替えたと説明。

 ビンテージ感を高めようと、純正状態ではクリアタイプだったフロントウインカーをアンバー色に変更し、日本仕様ではスモークタイプとなるリアドアなどのウィンドウを本国仕様の通常ガラスを取り寄せて入れ替えている。このほかにもボンネットやフロントグリルのスリーポインテッドスターエンブレムを取り外し、ドアミラーウインカーも黒いテープを貼って隠すなど、細部までこだわって「ダウングレードカスタム」を行ない、自分好みに仕上げていることを紹介した。

現在の愛車である2代目Gクラスに込めたこだわりを語るユージさん
こちらは奥さんが乗っているというランドローバー「ディフェンダー」。3列シート車なので、家族そろって出かけるときはこのクルマが活躍している
バイクも好きということで所有しているカワサキ「Z1000 MKII」。前期と後期でデザインが異なり、自身では前期デザインの方が好みだったが、後期の生産時期が奥さんの産まれた年と同じという理由から後期モデルを手に入れたとのこと

 トークショー後半に行なわれた質問コーナーでは、会場からの「クルマの安全運転と芸能界で生き残っていくことはどちらが難しいですか?」と問われ、ユージさんは「難しい質問ですけど、逆に言えばどちらも難しくないかもしれないですね。どちらも無理をしないことが大切で、飛ばさないようにすることが秘訣ですね」と回答した。

 最後のまとめとして「LOCTITE製品はこれまでにもずっと使ってきましたし、ポルシェも実際に所有したのは2台だけですけど、ほかにも本当に欲しくなって、でも買えなかったクルマもあって、これから買いたいクルマもあります。このイベントに参加させてもらって、身近なところで接着剤がいろいろなところに使われていると知ってはいましたけど、『そんなところにまで使われてるのか!?』と知って勉強になりましたし、物に対する見方も変わると思います。今後ともよいお付き合いができればと思っています」とユージさんは締めくくった。

接着剤が思ってもいないようなところに使われていることを知って勉強になったと感想を語ったユージさん

 トークショーの終了後には会場内に設置されていたドライブシミュレーターを使い、ユージさんがフォーミュラEマシンのドライビングを体験。クルマ好きというだけあって、最初の周回では無理をせずマシンの挙動などを把握していき、ジワジワとペースアップしてポルシェ 99X エレクトリックの運転を楽しんでいた。

ユージさんによるドライブシミュレーター体験
楽しそうに、そして真剣にドライブするユージさん
ポルシェ 99X エレクトリックは変速機のない1速固定だが、富士スピードウェイのストレートエンドでは280km/h近い速度が出ていた
2台のドライブシミュレーターが用意された
シミュレーター内のポルシェ 99X エレクトリックはGEN3仕様
イベント中には多くの参加者がドライブシミュレーターを楽しんだ

 イベント後半の懇親会では、LOCTITEの代表的製品の1つである「LOCTITE 243」をイメージした深いブルーのスペシャルドリンクや、LOCTITE製品の色合いを再現したソースが楽しめるミニパンナコッタなどが振る舞われ、再現度の高さに少し腰が引ける人の姿もありつつ、ヘンケル流のおもてなしを参加者たちは味わった。

「LOCTITE 243」の青い製品カラーを再現したスペシャルドリンク。ラムネのような爽やかな風味が特徴的だった
緑色の「LOCTITE 290」をピスタチオソース、紫色の「LOCTITE 222」をブルーベリーソース、赤色の「LOCTITE 263」をブラッドオレンジソースで表現
製品パッケージのイメージを忠実に模したステッカーも用意された
ブルーベリーソースの色味はLOCTITEスタッフも太鼓判を押す再現度
「Tokyo E-Prix LOCTITE Special Event 2025」開催