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フォルクスワーゲン、1.8リッターターボエンジン搭載の新型「ポロ GTI」
5ナンバーサイズで最高出力192PS。MT仕様車も年内に導入予定
(2015/2/10 14:18)
- 2015年2月10日発売
- 334万2000円
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2月10日、コンパクトハッチバック「ポロ」のトップグレードに位置づけるスポーツモデル「ポロ GTI」を発売した。価格は334万2000円。
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
GTI | 直列4気筒 DOHC 1.8リッター ターボ | 7速DCT(7速DSG) | 2WD(FF) | 3,342,000円 |
新しいポロ GTIでは、エンジンを先代GTIで採用していた1.4リッターの直列4気筒DOHCエンジンにスーパーチャージャーとターボチャージャーを組み合わせるツインチャージャーから、1.8リッターの直列4気筒DOHCエンジンに小径タービンのシングルターボをセットするスタイルに変更。これにより、最高出力が9kW(19PS)アップの最高出力141kW(192PS)/5400-6200rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1250-5300rpmを発生。従来型からキャリーオーバーする7速DCTの7速DSGが持つ高効率さとの相乗効果により、0-100m加速は6.7秒を実現。このタイムはWRCのホモロゲーションモデルであるポロ R WRCの6.4秒に迫る俊足であるとしている。
一方でポロ GTIのシリーズで初めてアイドリングストップ機能とブレーキエネルギー回生システムを採用して燃費を4%向上させ、JC08モード燃費は17.2km/Lを達成。5ナンバーサイズのコンパクトハッチバックモデルらしい実用性もアピールする。
外観ではフロントマスクのグリルをベースモデルの横桟からハニカム式に変更し、アッパーグリル下側のレッドラインをヘッドライト内まで連続させて個性を強調。また、ヘッドライトにはフォルクスワーゲン車として初めてとなるLEDヘッドライトをオプション設定している。リアビューではダークレッド仕様のリアコンビネーションランプのほか、専用リアスポイラー、クローム仕上げのデュアルエキゾーストパイプ、バンパー下部にブラックのディフューザーを装着して精悍さを高めている。ボディーカラーは「ピュアホワイト」「ディープブラックパールエフェクト」「フラッシュレッド」「リフレックスシルバーメタリック」の4色を設定。
内装ではGTIシリーズ伝統のタータンチェックシートを備え、赤いパイピングを設定。また、レザーステアリングやシフトノブ、ハンドブレーキレバーなどにも赤いステッチが施されてスポーティテイストを高める。このほか、280km/hスケールのメーターパネル、クロームモール入りのドアトリム、ドアシルプレートなどもGTI専用装備として標準装着。ベース車と同じく衝突などを感知してブレーキを作動させて2次衝突を防ぐ「マルチコリジョンブレーキシステム」、ドライバーの疲労や眠気をステアリング操作などから検知する「ドライバー疲労検知システム」なども標準装備となっている。
また、今回発売した7速DSG車に加え、年内にマニュアルトランスミッション車の導入も予定しているとのこと。