ホンダ、1.5リッター直噴ターボ搭載の新型「ステップ ワゴン」発表

新型ステップワゴン SPADA・Cool Spirit（オプション装着車）

　本田技研工業は4月23日、ホンダ初採用となる「1.5L VTEC TURBO」エンジンを搭載した新型「ステップ ワゴン」「ステップ ワゴン スパーダ」を24日より発売すると発表した。価格はステップ ワゴンが228万8000円～280万4000円、ステップ ワゴン スパーダが272万5000円～308万1400円。

ステップワゴン

ステップワゴン スパーダ

　新型モデルに搭載される「1.5L VTEC TURBO」は、直列4気筒DOHC 1.5リッター直噴ターボエンジンで、最高出力110kW（150PS）/5500rpm、最大トルク203Nm（20.7kgm）/1500-5000rpmを発生、トランスミッションはCVTが組み合わされる。

1.5　VTEC TURBO エンジン

　従来モデルで搭載する2.0リッターエンジンよりダウンサイジングされたエンジンは、直噴システムや小型タービンを採用したターボ、デュアルVTC（バルブタイミングコントロール）など、低回転域ターボ効果の向上により、2.4リッターエンジン並みのトルクを持つことで、多人数乗車や坂道での走行においてミニバンに求められる動力性能を確保した。

　また、吸気量をきめ細かくコントロールできるターボエンジンの強みを活かし燃焼効率のよい領域を維持拡大することで、燃費はG、B（FF）で17.0km/L（JC08モード）を実現している。

　ボディーサイズは、ベースモデルとなる「B」グレードで4690×1695×1840mm（全長×全福×全高）、車両重量は1630kg。乗車定員は7名、メーカーオプションの「2列目6:4分割ベンチシート」（全モデル：2万1600円高）を選択することで、8名乗車も選択可能。

　主な特徴としては、テールゲートに横開き式のドア「わくわくゲート」と、3列目シートを左右分割して床下格納できる「マジックシート」を採用。テールゲートをあけなくても狭い駐車スペースにおける荷物の出し入れを可能とし、3列目シートなどへの乗り降りを可能にするなど、利便性を向上させた。

　外観は、ホンダらしい躍動感や未来感を加えたボックススタイルに「わくわくゲート」の新しさを左右非対称のデザインで表現。インテリアはBeautyとUtilityの融合をめざした「ビューティリティリビング」をコンセプトに、上質なインテリアと機能性を両立させたとしている。

「わくわくゲート」

わくわくゲート

3列目シートを左右分割して床下格納できる「マジックシート」

シートアレンジの例

SPADA・Cool Spirit

SPADA・Cool Spirit

SPADA

SPADA（FF）

G・EX

G・EX（FF）

G・EX（FF）：アイボリー（メーカーオプション）

G

G（FF）

B

B

ボディーカラー

　ボディーカラーは全9色展開、「SPADA・Cool Spirit」「SPADA」専用ボディーカラーとして「プレミアムスパイスパープル・パール」「プレミアムスパークブラック・パール」の2色、「G・EX」「G」「B」グレード専用ボディーカラーとして、「ミルクグラス・パール」「クリスタルブラック・パール」の2色を用意。

　また、全モデル共通ボディカラーとして「ホワイトオーキッド・パール」「スーパープラチナ・メタリック」「モダンスティール・メタリック」「コバルトブルー・パール」「プレミアムディープロッソ・パール」の5色を用意した。

プレミアムスパイスパープル・パール（SPADA・Cool Spirit/SPADA専用ボディーカラー）

プレミアムスパークブラック・パール（SPADA・Cool Spirit/SPADA専用ボディーカラー）

ミルクグラス・パール（G・EX/G/B専用ボディーカラー）

クリスタルブラック・パール（G・EX/G/B専用ボディーカラー）

ホワイトオーキッド・パール（全モデル共通ボディカラー）

スーパープラチナ・メタリック（全モデル共通ボディカラー）

モダンスティール・メタリック（全モデル共通ボディカラー）

コバルトブルー・パール（全モデル共通ボディカラー）

プレミアムディープロッソ・パール（全モデル共通ボディカラー）

1列目シート

2列目シート

3列目シート