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今夏発売予定の「フェアレディZ」マイチェン車両をZオーナーの全国集会「DUNLOP オールフェアレディZミーティング2026」で初公開
2026年5月6日 09:50
- 2026年5月5日 開催
日産自動車は5月5日、富士スピードウェイで開催された「フェアレディZ」のオーナーズミーティング「DUNLOP オールフェアレディZミーティング2026」の会場で、マイナーチェンジして今夏からの発売を予定する新しいフェアレディZを初公開した。
イベントの開会式で初公開されたフェアレディZ マイナーチェンジモデルはフロントバンパーと純正アルミホイールのデザインが一新されたほか、フロントノーズの中央に設置されていた日産のメーカーエンブレムを歴代Zと同様の「Z」エンブレムに変更。ボディカラーには「S30」型と呼ばれる初代フェアレディZに設定されていた「グランプリグリーン」を現代に蘇らせた「雲龍グリーン」が追加されている。
走行面では前後ダンパーの大径化が図られ、減衰力の応答性を向上させて操縦安定性を高め、市街地走行におけるしなやかな乗り心地も実現している。
インテリアではシート表皮やドアトリム、センターコンソールのソフトパッドなどに「タン」カラーが設定され、華やかでラグジュアリーなテイストが楽しめるようになったほか、エンジン始動前にフルデジタルメーターディスプレイで行なわれるオープニング演出に、歴代Zのシルエットが入れ替わっていくアニメーションが設定される。
オーナーカーの見学やサーキット走行でZの魅力を満喫
発表の場となったフェアレディZミーティングは、2007年1月に結成された初代フェアレディZ「S30型」を中心とするオーナーズクラブ「S30ZCAR.JP」が主催する世界最大級のフェアレディZミーティング。富士スピードウェイ内にある「モビリタ」をメイン会場として全国各地から集まったフェアレディZが一堂に会したほか、愛車であるフェアレディZを運転して富士スピードウェイ レーシングコースをドライブする「レーシングコース体験走行」を実施。
このほかにも、ゲスト参加したフェアレディZ関係者による「トークショー」、日産・座間ヘリテージコレクション所蔵のレース仕様テストカー「フェアレディ 240ZG レーシング」や2025年11月にNISMO(日産モータースポーツ&カスタマイズ)から発売された「L型6気筒エンジン用DOHCシリンダーヘッド変換パーツキット 2026年モデル」装着車両などの特別展示、フェアレディZのカスタマイズパーツや関連製品などを取り扱うメーカーによる製品の展示・販売などが行なわれた。
特別展示
2026年1月に開催された「東京オートサロン2026」で初公開され、新たに6速MTをラインアップに加えて今夏発売を予定する新しい「フェアレディZ NISMO」の6速MT車も会場のメインステージ脇で展示。
2027年モデルとして位置付けられる新たなフェアレディZ NISMOでは、6速MTの導入以外にも改良が行なわれており、足まわりでは路面に対するタイヤの追従性を高めるため、ブレーキローターを従来の1ピースのソリッドディスクから2ピースのドリルドディスクに変更して軽量化。合わせてサスペンションセッティングの見直しも行なって、走行性能の強化と同時に乗り心地の快適性も高めている。また、ローターが軽くなることで制動力も高まることを受け、ブレーキキャリパーの塗装を従来よりも明るいオレンジがかった色味として、視覚面からも性能向上をアピールしている。
タイヤは従来品のままでは新しい規制で導入される近接騒音をクリアできなくなることから、ダンロップの担当者に「グリップレベルを下げることなくノイズを低減してほしい」という無茶振りをして造り上げてもらったという「SPORT MAXX RS」を新たに採用。サイドウォールに設置された「DUNLOP」ロゴは住友ゴム工業の独自技術「Nano Black」を使い、乗車前に愛車を見た時に高い満足感を味わってもらえるタイヤになっているという。
フェアレディZに縁のあるビッグゲストによるトークショー
会場の中央に設置された特設ステージでは、フェアレディZ マイナーチェンジモデルのアンベールも行なわれた開会式に続き、フェアレディZに縁のあるビッグゲストによるトークショーも行なわれた。
元レーシングドライバーの柳田春人氏、星野一義氏、桑島正美氏の3人とS30ZCAR.JP 会長の竹内章氏によるトークショーでは、前日の5月4日に富士スピードウェイで開催されたSUPER GT 第2戦で23号車 MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠組)が3位フィニッシュしたことを紹介しつつ、40kgものサクセスウェイトを搭載しながら優勝を飾った36号車 au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太組)について星野氏が「レベルが違う。運転が上手いんだよ」と賞賛。TOM'Sの代表取締役会長である舘信秀氏に「ウェイトを積んでも速く走れる方法を聞こう」とジョークを飛ばしつつ、サクセスウェイトを搭載した状態でも結果を残す策を検討していくと語った。
レーシングドライバーを経て現在はチーム監督も務めている星野一樹氏、柳田真孝氏、松田次生氏、SUPER GT 日産系チーム総監督 木賀新一氏、「Z33型」「Z34型」で実験責任者を務めた永井暁氏、日産自動車の元テストドライバーである松本孝夫氏の5人のトークショーでも前日のSUPER GT 第2戦についてふり返りつつ、自分たちがトップカテゴリーで戦っていた当時と現在のレースの違いなどについて紹介していた。
元日産モータースポーツ&カスタマイズ 取締役副社長 松村基宏氏、元日産自動車 専務・デザイン本部長 中村史郎氏、京都大学工学部 物理工学科非常勤講師 湯川伸次郎氏、日産自動車 グローバルデザイン本部 アドバンスドデザイン部 主管 森田充儀氏の4人のトークショーでは、これまで自分たちが日産で携わってきたフェアレディZの開発にまつわるエピソードや裏話を紹介。一時期歴史が途絶え、当時CEOを務めていたカルロス・ゴーン氏が「日産リバイバルプラン」の象徴の1つとして復活させた5代目(Z33型)フェアレディZについて、開発期間はあまり長くなかったが、一方でリバイバルプランの象徴となるモデルとして絶対に失敗が許されない緊張感に満ちた環境に置かれていたことなどを説明。
また、中村氏はフェアレディZはスポーツカーの文化を大切に継承してきた世界的に見ても希有なモデルであり、日産の経営状況が厳しいとしても守り抜いていくべき存在だと語り、次期モデルについても絶対に出すべきだとの私見を述べた。
「新型車に向けたタイヤ、昔のタイヤ、両方頑張ります」と住友ゴム工業 宇野氏
タイトルスポンサーを務める住友ゴム工業を代表してあいさつした住友ゴム工業 タイヤ事業本部 企画本部 グローバルマーケティング部 宇野弘基氏は、「私が本日、ダンロップから紹介したいタイヤは2種類あります。1つはそこ(ステージ脇)で展示されているNISMOさんのマニュアル車が追加されるフェアレディZ NISMOにダンロップの『SPORT MAXX RS』というタイヤが付いています。これには新しいサイドのデザインが与えられていて、サイドを見てください、めちゃくちゃかっこいいです。最近、私たちは『サイドデザインにこだわるチーム』というものを新設していて、5人ぐらいでやっているチームなんですが、その担当者たちが『どうやったらかっこいいタイヤになるか』について追求していて、例えば自分のクルマを高速道路のパーキングエリアなどに駐車して、トイレ休憩から戻って自分のクルマに乗り込もうとしたときに、10mぐらい離れた場所からでも『DUNLOP』というロゴが見えたほうがかっこいいよねと考えて、専門チームを立ち上げてデザイン開発をしています」。
「そのタイヤが実際にそこのクルマに装着されているので、ぜひ見てみてください。例えば『自分のクルマに合うサイズがまだない』『ちょうどタイヤを買ったばかりでしばらく交換する機会がないんです』といった人も、1度サイドのデザインを見て、惚れてください。むちゃくちゃかっこいいです。これには『Nano Black』というタイヤを漆黒に見せる、これまでもやっていた技術を使っていますが、それをもっとかっこよく見せるにはどうすればいいのかという点を、この3年間、4年間ずっとやって、それで生み出された最新のデザインになっていますのでぜひみて行ってください」。
「もう1つは私たちのブースの横に竹内会長のZ432が置かれていますが、これには『CR65』というビンテージカー向けタイヤをして製品の単体展示もしています。このタイヤは一時期グッドイヤーという会社が権利を奪い取っていて、阪神淡路大震災で私たちが大ダメージを受けていたタイミングで権利を買われていました。それを昨年に買い戻すことができて、クラシックタイヤについてもわれわれが表立ってやれるようになったわけです。まだ権利を買い戻してすぐなので、販売体制についてはこれから構築していくことになりますが、こういったタイヤについてもジャンジャンやっていきますので、新型車に向けたタイヤも頑張ります、昔のタイヤも頑張ります、両方やっていきますので、皆さん応援をよろしくお願いします」と製品についてアピールした。
1日の締め括りとなる閉会式では、最初に今年度は会場に集まった車両から「S30ZCAR.JP 会長賞」と「日産賞」に選出された2台を紹介。
S30ZCAR.JP 会長賞に選ばれたイエローの4代目(Z33型)フェアレディZは、新車購入から34年に渡って乗り続けているというワンオーナー車で、隅々まできれいな状態が維持されており、非の打ち所がないと竹内会長は評価した。
日産自動車 チーフプロダクトスペシャリスト 伊藤潔が選出した日産賞は、イベントの開会式でお披露目されたフェアレディZ マイナーチェンジモデルが新たに採用する雲龍グリーンのベースとなったグランプリグリーンに塗装された初代フェアレディZ Z432が獲得。
オーナー氏がこの車両を手に入れたときはボロボロの不動車で、ボディは「Z432R」で採用された「グランプリオレンジ」に塗装されていたが、レストアにあたって塗装を剥がしたところ、下からグランプリグリーンの塗装が出てきたことから日産にカラーコードを問い合わせて教えてもらい、調合表ももらって当時の色を蘇らせているという。
























































































