ニュース
トヨタ、フィジカルAIロボット導入に向け新組織「トヨタ ロボティクス」立ち上げ 志賀武文 モノづくり技術本部長がリーダーに
2026年9月22日 17:06
トヨタ、新組織「トヨタ ロボティクス」を立ち上げ
トヨタ自動車は、欧州統括会社であるTME(Toyota Motor Europe、トヨタモーターヨーロッパ)において投資家向け説明会を実施。この説明会において、トヨタ自動車 代表取締役副社長兼CTO(最高技術責任者)である中嶋裕樹氏は、2028年より年間1兆円を既存工場60箇所の刷新とフィジカルAI搭載ロボットの導入のために投資し続けていくことを発表した。
特にフィジカルAI搭載ロボットは、同社の先端研究開発組織であるTRI(Toyota Research Institute)が開発したLBM(Large Behavior Models、大規模行動モデル)を採用。少ない学習回数で、応用の広い行動(振る舞い)ができるものとしている。
導入するフィジカルAIロボットの台数は、トヨタグループが運用する40万台のロボット(トヨタとトヨタグループで15万台、サプライヤーで25万台)。これらのフィジカルAIロボットにより、既存の生産バリューチェーンを更新していくと語った。
トヨタ ロボティクスのリーダーは、CPO(ものづくりの最高責任者)である執行役員 志賀武文氏
中嶋副社長は、これらロボットの導入のために新組織「トヨタ ロボティクス」を立ち上げたことを明かし、そのリーダーにはトヨタのものづくりの最高責任者(CPO、Chief Production Officer)であり、この7月1日付で生産本部、モノづくり開発センター、パワートレーンカンパニーなどにある製造技術機能を集約した新組織「モノづくり技術本部」の本部長である執行役員 志賀武文氏が就任したことも明かした。
モノづくり開発センターは2020年1月1日付で新設された組織で、当時は「『もっといいクルマづくり』に向けて、従来の枠にとらわれないさまざまな生産技術・技能を経験できる環境をつくり、モノづくりプロ人材の育成を強化」するために生み出された組織。そこから6年が経過し新組織「モノづくり技術本部」が立ち上がったことになるが、フィジカルAIを搭載するトヨタのロボットを生み出す新組織「トヨタ ロボティクス」が、モノづくり技術本部の中でどのように位置付けられるか興味深い。

