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メルセデス・ベンツ、新開発9速ATや“部分自動運転”を採用した新型「CLS」
最新型「COMANDシステム」はWi-FiテザリングやGoogleマップに対応
(2014/10/10 21:26)
メルセデス・ベンツ日本は、4ドアクーペとシューティングブレークをラインアップする新型「CLS」を発表。注文の受付を開始した。価格はクーペが1224万円~1847万1000円、シューティングブレークが1275万4000円~1880万8000円。
●CLS クーペ
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | ステアリング位置 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
CLS 550 | V型8気筒 4.7リッター直噴ツインターボ | 9速AT | 2WD(FR) | 左/右 | 12,240,000円 |
CLS 63 AMG S | V型8気筒 5.5リッター直噴ツインターボ | 7速AT | 右 | 18,317,000円 | |
CLS 63 AMG S 4MATIC | 4WD | 左 | 18,471,000円 |
●CLS シューティングブレーク
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | ステアリング位置 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
CLS 550 4MATIC シューティングブレーク | V型8気筒 4.7リッター直噴ツインターボ | 7速AT | 4WD | 左 | 12,754,000円 |
CLS 63 AMG S 4MATIC シューティングブレーク | V型8気筒 5.5リッター直噴ツインターボ | 18,808,000円 |
新型CLSではハイビーム状態の配光を制御して先行車や対向車を眩惑しない「マルチビームLEDヘッドライト」を全車に標準装備。片側24個の独立したハイパフォーマンスLEDを4つのコントロールユニットで個別制御しており、配光の制御にはフロントガラス内側の「ステレオマルチパーパスカメラ」を使用。この眩惑を回避する制御に加え、走行中のコーナー進入時と脱出時に、あらかじめロービームが進行方向に最大12°動いて視認性を拡大する「アクティブライトシステム」も備えている。
また、ステレオマルチパーパスカメラや、前後バンパー側面に内蔵された25GHzの短距離レーダーなどを利用する安全運転支援システムの「インテリジェントドライブ」もさらに進化。カメラやレーダーから得られたデータをコントロールユニットで融合させ、高度なアルゴリズムで解析して先行車両、横切る車両、後方車両、対向車、歩行者などを検出。この情報を活用し、車両が状況を判断して、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストする「部分自動運転」を実現しているという。
全車に標準装備されている純正ナビの「COMANDシステム」は視認性が高い8インチ大型ディスプレイを新たに採用したほか、従来のBluetoothに加えてWi-Fiでのテザリング機能を追加。高速データ通信が可能になり、「COMANDオンライン」での情報検索や目的地周辺の確認などがスピードアップしている。これに加え、オンラインマップである「Googleマップ」と内蔵地図を切り替えて利用できるようになり、目的地検索時には「Googleストリートビュー」を活用して目的地周辺の画像確認もできるようになった。
このほかにパワートレーンでは、クーペのCLS 550のトランスミッションを新開発の9速AT「9G-TRONIC」に変更。従来の7速ATより多段化したことでなめらかで上質な加速を手に入れるほか、1速から9速までの変速比幅が大きいことによってエンジン回転数を抑制し、エネルギー効率も向上させている。