ニュース

BMW、370PSの直列6気筒ターボエンジンを搭載する新型「M2クーペ」

価格770万円。予約注文を受付開始

2016年1月12日予約注文受付開始

770万円

BMW Mが開発した新型スポーツモデル「M2クーペ」

 ビー・エム・ダブリューは1月12日、BMW Mが開発した新型スポーツモデル「M2クーペ」の予約注文を受付開始した。価格は770万円で納車は2016年5月の予定。

M2クーペでは、2シリーズ クーペから前後のトレッドを拡大を行なうとともに、フェンダーパネルを拡幅した専用ボディを採用。ボディーサイズは4475x1855x1410mm(全長x全幅x全高)とし、「220i クーペ」比で35mm長く、80mm広く、10mm低いサイズ

 M2クーペは最高出力272kW(370PS)/6500rpm、最大トルク465Nm(47.4kgm)/1400-5560rpmを発生する直列6気筒DOHC 3.0リッターMツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。トランスミッションは7速DCTを組み合わせて、駆動方式は2WD(FR)となる。

 エンジンは、「M4クーペ」とクランクシャフトのメインベアリング、スパークプラグなどのコンポーネントを共有しつつ、M2クーペ用に最適化されたトップリングを組み込んだピストンなどにより、高回転域での性能などサーキットにおけるパフォーマンスを向上。また、サーキット走行を前提に設計された冷却システムとオイル・システムを採用した。

 フロントサスペンションには、コントロールアームやホイールキャリア、アクスルキャリアなどに軽量アルミニウムを採用して、スチール製に比べ約5kgの軽量化を実現。リアサスペンションは、コントロールアームとホイールキャリア全てを鍛造アルミニウム製とすることで、スチール製に比べ約3kgの軽量化を果たした。

 フロント対向4ピストン、リア対向2ピストンのブレーキキャリパーにはダーク・ブルーのメタリック塗装が施され、鋳鉄製ドリルド・ブレーキ・ディスクとアルミニウム製ブレーキ・ディスク・ハブを組み合わせて、高い制動力と耐フェード性を実現する。

 一方、カメラを備えた安全運転支援システム「ドライビング・アシスト」を標準装備して、「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」「前車接近警告機能」「衝突回避・被害軽減ブレーキ」といった3つの機能を備えている。

272kW(370PS)/6500rpm、最大トルク465Nm(47.4kgm)/1400-5560rpmを発生する直列6気筒 3.0リッターMツインパワー・ターボ・エンジンを搭載
M2クーペ インテリア
デザインスケッチ

(編集部:椿山和雄)