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パイオニアのAI搭載通信型オールインワン車載器「NP1」が選ばれている3つの理由

パイオニアが発売する「NP1」は、音声ナビや次世代通信型ドライブレコーダー、Wi-Fi機能などを持つ多機能な車載器。2023年10月にApple CarPlay/Android Autoに対応したことで、使い勝手がさらに向上した

実際に愛用している筆者が、NP1の魅力を徹底解説

 パイオニアが発売する「NP1」は、音声によるナビゲーションや次世代通信型ドライブレコーダー、車載Wi-Fi(有料オプション)などを搭載したAI搭載通信型オールインワン車載器だ。常時通信で、購入後も新しい機能やサービスが追加されるという、これまでにない車載器だ。

 NP1はモニターや操作パネルがないことを前提に開発されているため、検索などはユーザーの発話で行ない、ルートなどはNP1からの音声で案内するのが最大の特徴。つまりナビでありながら地図がないというわけなので「それは使いやすいの?」という疑問を持つ人もいるだろう。だが、実際に使っている筆者の立場から言うとまったく問題ない。それどころか「音声によるナビだから」こその便利さを感じている。今回は、そんな筆者が感じているNP1の魅力を3つに分けて紹介していこう。

NP1は本体と同時に通信+サービス料という価格設定。本体+1年間の通信+サービス料の「ベーシックプラン」で6万5780円。本体+3年間の通信+サービス料の「バリュープラン」は9万3500円

魅力 その1:スマート音声ナビが本当に便利

音声操作のスムーズさが快感

 筆者はNP1を2023年2月から使っているので、現在(2023年12月)で約10か月になる。NP1の使用目的の大半はナビとしての利用。初めて行くところはもちろんのこと、これまでに行ったことある場所だとしても移動時間にムダがないほうがいいので、道路状況を加味したNP1の案内をほとんどの場合、利用する。

 さて、NP1の魅力だけどまず最初に挙げたいのがスマート音声ナビだ。NP1は目的地の検索から走行中のルート情報などを音声でのやり取りで行なえるのだけど、ここが何しろ便利であり、そして楽しいところ。

 従来のナビでは出発前に目的地データをナビに打ち込むという作業をしていたわけだが、出発が早朝のときは近所への配慮から乗り込んですぐに出発し、途中コンビニなどに立ち寄ったついでに目的地検索をしていたが、正直、これは面倒だったし時間のロスと感じていた。

目的地検索は話しかけるだけ

 筆者が乗るN-VANの純正ナビにも音声による検索機能があったけど、発話の認識率や検索用データが十分ではなかったのであまり使っていなかった。また。スマホのナビアプリもあるが、モニターが小さいとか電話が掛かってきたときにナビ画面が消えてしまうとか(もちろん通話はハンズフリー)、バッテリ消費が気になるなど、長時間ドライブの使い方にはあわない感じがしていた。

 対してNP1は施設名、住所、電話番号にいずれかを話しかけることで検索ができるので、走りながらでも目的地の設定ができるところがいい。家を出てクルマに乗り込んだらすぐに出発し、走りながら「声の操作」で目的地の検索をして、あとは案内に従うだけというスマートな走りができるのだ。

 こうした使い方ができるので、車載ナビを使っていたころに比べて出かけるときのテンポのよさが圧倒的に違うと感じている。便利というより「スムーズさが快感」と言ったほうがいいだろうか。

NP1が使う言葉の分かりやすさ

 続いては案内について。声のやり取りだけでコミュニケーションを取るNP1だけに、道中の案内で使う「言葉の表現」がとても分かりやすい。

助手席目線の分かりやすい案内

 従来のナビでは曲がるポイントを「残りの距離」を音声や地図上の表示で伝えてくれたけど、数百mという距離で言われても日常的に意識していない距離なので感覚が掴みにくいのだ。そもそも10m先と言っても正確にその場を「ここだ」と特定できるかも怪しいので、この距離の案内には常に分かりにくさを感じていた。

 一方のNP1だが、こちらも目標となる地点から遠いときは距離で案内をするけど、近くなってくると通過する信号の数や道路の目標物で伝えてくれるので、遠目に見たときに「あの辺かな」ではなく「あそこか」とはっきり分かるのだ。

 また、複数車線があるときは早めに走るべき車線を案内してくれたり、曲がった先ですぐまた曲がるようなときも案内してくれたりと、見知らぬ道で目的地に向かっているときに感じる「次はどっちに曲がる?」「どの車線にいればいい?」といった不安を拭ってくれるのだ。

進むべきレーンも教えてくれる

 さらに音声を聞き逃したり再確認したいときは「NP1、もう1回」と話しかけるだけで案内を繰り返してくれるので、聞き逃しても大丈夫。曲がるポイントが近くなれば自動で繰り返し案内してくれるので、初めて走る道であっても知っている道のように進むことができる。

立ち寄り地の設定も簡単

 もう1つ、筆者が便利に使っているのがルート案内中の変更だ。例えば帰宅するときに「NP1、自宅」と言えば帰り道のルートを引いてくれるが、地方の場合は大抵、最寄りのインターチェンジから高速道路へ乗るように案内される。でも、インターチェンジに向かう途中でコンビニに寄ったり給油を済ませたかったりもする。

 そんなときはNP1に「コンビニ」とか「ガソリンスタンド」と呼びかけると周辺の該当施設をいくつか案内してくれるので、そこから行き先を選ぶと「立ち寄り地に設定しますか」と聞いてくる。そこで「はい」と答えれば、立寄地を含めたルートに引き直してくれる。

 また、急いで帰る必要がないときや、遠まわりでも周辺の景色を見ながら戻りたくなったとき、「一般道で案内して」と呼びかければ高速道路を使わないルートに切り替わるし、そのルートを進んでいって「そろそろ高速道路を使いたい」となれば「高速道路で案内して」と言えばいい。このようなフレキシブルな案内が声だけでやれてしまうことに筆者は「未来を感じる」と思っている。

高速道路や一般道の切り替えや、渋滞情報の確認も音声で行なえる

 このようにNP1の音声による案内は分かりやすく、そして便利なのでスムーズに走ることができるのだけど、それ以外に音声ナビになってからつくづく素晴らしいと感じているのが、地図を見るために視線をずらす必要がないこと。

 従来のナビでも音声案内はあるが、案内の主体は地図。正確に知りたい場合は地図をよく確認する必要がある。だけどNP1を使うようになってからは地図を見ることはないので、その余裕を周辺確認に使えるのだ。

 こういったNP1ならではの使い勝手と道案内の分かりやすさがあるので、NP1の案内は「走りやすい」と感じるのだ。この点に最初に気がついたとき、音声ナビゆえの安全性というものについて改めて感心したのを覚えている。

人気声優・悠木碧さんも選べる「コエ替え」機能

 このように筆者の使用状況に対して好印象なNP1なのだが、NP1にとってこの音声という部分こそユーザーとコミュニケーションを取るための大事な機能なだけに、NP1は「発する声の質」にもこだわっている。ここは後述するスピーカーの作りのよさもあるのだが、筆者がとくに「聞きやすさに貢献しているなぁ」と思っているのが「コエ替え」という機能だ。

 このコエ替えとは「My NP1」という専用アプリを使うことでNP1から発する声を何通りかの中から選べる機能で、この中には人気声優である悠木碧さんの声もあり、筆者はこちらに設定している。理由は簡単、悠木碧さんのファンであり、この方の声が好きなのだ。

 そのほかにも女性、男性ともにそれぞれ2通りの声が用意され、どれを選んでも音質にこだわった聞き取りやすい「いい声」なのである。さすが声だけで案内を行なってくれるガジェットだ。

コエ替えには女性2種、男性2種のほか声優の悠木碧さんの声も2種類ある

 コエ替えを悠木碧さんに設定した当初はおもしろがっている気持ちがほとんどだったが、使っているうちに気がついたことは、NP1が話してくる内容が運転中など集中しているときであってもちゃんと聞こえてくるということ。

 このあたりは感覚的なことなので分かりにくいかもしれないが、例えば同じ曲を好みの歌い手が歌うのと、違う歌手が歌うのでは受け取り側に差が出るように、音声が好みかどうかは会話でやり取りをするNP1では重要なピースといえるだろう。そしてNP1はコエ替えでその部分を補強している。

 そう考えると「音声ナビ」という思い切った機器を実現させるため、パイオニアの開発陣が人の感覚の面まで思考を巡らせたことに、もの作りの奥深さを感じて勝手に萌えるのである。

 NP1の声によるコミュニケーションについてもう1つ書いておこう。NP1は“聞く機能”も持っていて、時間や周辺の天気情報などを問いかけてNP1との会話ができるし、ルート案内中でも「次に曲がるところの情報」「到着時間」などをNP1へ問いかけることで、それを聞き取りしっかり答えてくれる。さらにMy NP1を立ち上げておけば周辺の道路状況(渋滞など)についても教えてくれるなど、ルート案内以外でも会話ができるところは便利と言うだけでなく「楽しい機能」として使っている。

 また、こうしたちょっとした発話はアップデートが入ると話すことが増えたり、いい方が変わったりするのもまた楽しいのだ。

NP1では小さいながらに高性能なスピーカーを使いつつ、内部基板などを利用して音に広がりが出る“部屋”を設けた。このような音響技術を盛り込むことで、小さいスピーカーでも音量を上げることなく声が聞こえる仕組み。この技術はパイオニアがもともと音響機器メーカーである知見を生かしている部分だ

OTAによるアップデートで聞き取り能力も大幅改善

 さて、この声でのやり取りという点についてだが、実は発売初期の頃は苦戦した部分もあったようで、使用条件によってはNP1とスムーズにやり取りができないこともあったという。

 しかし、現在はその点が大幅に改善されている。筆者のN-VANは商用車なので一般的な乗用車よりも車内のノイズが大きめだが、その環境でも発話が通じなかったことはほぼない。発話が通じなかったときは声の大きさや滑舌が原因だったと分析している。

 ここが重要なポイントとなるわけだが、NP1は本体のモデルチェンジをしないままOTA(Over the Air)によるアップデートで聞き取り能力を大幅に改善させている。これもNP1ならではで、通信によるアップデートによりマイク制御のプログラムを変更し、集音特性を向上させているのだが、筆者の感覚としては未来的。「NP1すごい!」と感じた部分だ。

筆者のマイカーは軽商用車のN-VANで車内のノイズはいろいろあるが、それでも発話の通り方や音声案内に不都合は感じないので、遮音性が高い乗用車であれば話す、聞くの面で不都合はないと思う

魅力 その2:通信アップデートが想像を超えていた

発売から約2年経ったNP1。継続的に通信アップデートが行なわれている

 そしてここが重要なポイントなのだが、NP1は本体のモデルチェンジをしなくとも通信でアップデートされる。これはサーバーに置いてある地図や地域情報を取得するに留まらず、あらゆるサービスの追加や機能改善が可能だ。これまで5回にわたり大型アップデートが実施されたが、NP1というデバイスの価値を一気に高めたのが、2023年10月に実施されたApple CarPlayとAndroid Autoへの対応だ。

 NP1はモニターを持たないが、代わりにMy NP1と呼ばれるスマホアプリと連動することでスマホの画面に地図を表示することもできる。

こちらはMy NP1の地図。十分に見やすいし音声案内もあるので使い勝手はもともとよかった

 筆者は音声ナビだけでもまったく不安を感じていないが、行く場所によっては目的地のまわりになにがあるかを知りたいときがある。例えば高速道路のインターチェンジから目的地がどれくらいとか、時間調整で使えそうな駐車場はないかなどだ。そんなときはMy NP1の地図だったり、ナビとして使っていない純正ナビの地図を見ていたりしたわけだが、NP1の最新アップデートで地図を使う面が大幅に強化された。

 それがApple CarPlayとAndroid Autoへの対応で、これらに対応するスマホや車載器があればMy NP1の地図を車載ナビに出せるようになった。しかも表示される地図は「カロッツェリア サイバーナビ」と同等のもので、地図の面においてイッキに最高の環境になったわけだ。

 筆者ももちろんこの機能を使ってみたが、地図の表現はMyNP1アプリよりかなり向上しているし、そもそも画面が大きい車載ナビのモニターなので見やすさは段違い。さらに新しい地図表示は縮尺を絞っていくほど、目印になる建物名やコンビニなどが描かれているので、都内の複雑な道路状況でも自車位置や目的地が分かりやすいと感じた。これなら地図がないことで購入を躊躇していた人もずいぶん買いやすくなったと思う。

2023年10月の最新アップデートでApple CarPlayとAndroid Autoに対応。これらに対応する据え置きのナビやディスプレイオーディオがあれば、画面にGoogle Mapよりも高精細な「カロッツェリア サイバーナビ」と同等クラスの地図が表示できる
最新のハイスペックナビと同等なので、地図はかなり細かい表示もあるし見やすさも文句なし。NP1はいいけどやはり地図も見たい、と思っていた向きに刺さるアップデートだ

 さて、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応したことで思わぬ副産物があった。それが5年経ったN-VANの車載ナビをふたたび使うようになったことだ。

 筆者のN-VANは2018年式で、車載ナビはApple CarPlayに対応していたので世代的にそれほど古くない。でも、途中から地図データのアップデートをやめていたので、ときには道のないところを走る表示もあったりと肝心のナビの部分で古さを感じることがあった。

 だけどNP1の最新アップデートにより画面にサイバーナビ同等の地図表示ができて、さらにApple CarPlayなので音楽アプリや電話などの切り替えもモニター操作でできるようになったのだ。

 NP1は進化する機器だから使い勝手がよくなっていくことは見えていたが、車載ナビの地図表示がサイバーナビ同等のものになることまで予想していなかった。これはかなりうれしいことである。

 筆者は道案内については音声ナビを軸にしているのだが、それでもきれいで見やすい地図があるのは便利に違いない。そんなことからAppleCarPlayとAndroidAutoに対応してサイバーナビ級の地図が使えるようになったことは、「進化する車載器」のNP1において1つの完成形なったと言えるだろう。そのほかのアップデート内容についてはNP1公式noteを参考にしてほしい。

NP1公式note

https://note.com/np1/n/n02797fd21480

Apple CarPlayとAndroid Auto対応機器があれば、NP1を付けることで最新地図を表示することができる。これまで純正ナビの出番が減っていたところ、再度活躍することとなった
Apple CarPlayとAndroid Autoでは複数のアプリをモニターで操作できる。ナビに文字の打ち込みをするときも画面が大きいぶんやりやすい

魅力 その3:あらゆるリスクから愛車を守る機能、それが次世代通信型ドライブレコーダーとマイカーウォッチ

 3つ目の魅力は、次世代通信型ドライブレコーダーにある。NP1には前方カメラで車両前方を、車内/後方カメラで車室内と側面・後方を録るカメラがついており、本機が動作している間はSDカードに常時録画を行なっているが、もし一定以上の衝撃を受けた場合は、それを検知してSDカードに記録すると同時にクラウドにも保存する。そのため事故でNP1自体が壊れるなどしても記録を残せるのだ。

映像はスマホで確認できる

 また、なんらかの事情で映像を記録したいときはNP1に「録画して」と発話をすれば、操作の7秒前から操作後の8秒をイベント録画としてSDカード及びクラウドへアップする機能もあるので、ドライブ中に見た景色をあとで確認したいという時はもちろん、道路上でトラブルに遭った際も、その状況をクラウドへ残すこともできる。

NP1に「録画して」と発話することでSDカードやクラウドへアップする機能もある

 そしてそのデータはスマホに入れたNP1専用アプリのMyNP1で確認、ダウンロードができるので、クルマから離れた後でも映像の確認ができる。

 トラブルが起きてたときに映像が残っていないと、後々の話し合いのときに面倒になったりすることもあるようなので、このクラウド録画の機能は頼りになる。

NP1の主力機能である次世代通信型ドライブレコーダー。通常の記録はmicroSDカードへ記録し、イベント録画は自動でクラウドへアップされるから重要な記録をしっかり残せる。前方カメラのスペックは約200万画素、1920×1080P(フルHD画質)。フレームレートは27.0fps(LED信号が消灯で記録されないよう調整)、画角は水平130°/垂直68°/対角159°
こちらは本体に備わる車内/後方カメラ。スペックは約200万画素、1920×1080P(フルHD画質)。フレームレートは16.0fps(LED信号が消灯で記録されないよう調整)。画角は水平124°/垂直65°/対角151°

 筆者は幸いなことに、ドライブレコーダーのデータが必要になるようなトラブルに今のところ遭ってはいないが、実はクラウド録画の機能はたまに使っている。

 それが音声による画像撮影の機能だ。NP1には「NP1、写真撮って」と言えば、前方カメラが録画しているデータから声がけした瞬間の静止画をクラウドに上げてくれる機能があるので、自分の資料用だったり、SNSやメールで他の人に景色や道路上の目標物を伝えたいときにこの機能で写真を撮ってそれを活用している。

 また、NP1本体にあるボタンを操作することで「手動イベント録画」もできるので、走行中の景色を映像で残しておきたいときなどにもクラウド録画は便利に使えるようになっている。

 そして、愛車を守る機能として「駐車中衝撃通知」「マイカーウォッチ」がある。

 これらは別売りの駐車監視用電源ケーブルを付けることで使用できる機能で、このケーブルを付けるとエンジンを止めた駐車中でもNP1が起動して、車体が衝撃を受けると録画を開始してその映像をクラウドへアップする。

 さらに衝撃があったことをMyNP1アプリが入ったユーザーのスマホに通知。そして通知が来たらユーザーはMyNP1アプリから「マイカーウォッチ」を立ち上げると、NP1のカメラに映っている映像をスマホで見ることができる。万が一、愛車に不審人物が映っていた場合はNP1から警告音を鳴らしたり、車両の走行位置を確認することも可能だ。

別売りの駐車監視用電源ケーブルを付けることで「駐車中衝撃通知」「マイカーウォッチ」の利用も可能
マイカーウォッチではNP1が受信しているGPS情報を地図上に表示するので、盗難にあってもNP1が動いていれば追跡することも可能だ。
待望のNP1用のリア用ドライブレコーダー「NP-RDR001」(オプション)も発売された。NP1本体との連携はなくリア用ドライブレコーダー独自でデータを記録する。画角は水平105°と広く、NP1と合わせて使用することで後方の撮影をより強化することができる。また、STARVIS搭載のソニー製高性能CMOSセンサーを使っているので昼夜問わず鮮明な画像が撮れるのも魅力。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万円前後となっている

機械が成長していく楽しさも体験できる

 このようにNP1は購入後もどんどん進化、成長するのだけど、使い勝手の改善や機能の追加にはユーザーの声がヒントになることが多いという。それもパイオニアへの問い合わせ事項だけでなく、ユーザーがSNSなどに上げたコメントも参考にすることがあるそうだ。それだけにNP1は使う人が増えることが機能向上に結びつくと言え、ユーザーとしてはNP1を使う人が増えて欲しいし、使う価値が十分にあると思う。

 以上、筆者が実際に使って感じたNP1をすすめたいポイントだ。オールインワンで便利なだけでなく、機械が成長していくという楽しさを体験できるのも大きな魅力として改めて報告しておきたい。

現在使っているナビが古くなったクルマにもNP1はおすすめ。ナビやディスプレイオーディオがApple CarPlayとAndroid Autoに対応していれば簡単にスペックをアップできる