ニュース
トヨタ、TNGAによる新開発の直4 2.5リッターや10速ATなど今後のパワートレーン戦略を発表
2021年にTNGA搭載車を60%以上に拡大
2016年12月6日 17:16
- 2016年12月6日 発表
トヨタ自動車は12月6日、最大熱効率40%(HV専用で41%)を実現する直列4気筒 2.5リッター直噴エンジンなど、TNGA(Toyota New Global Architecture)による新型パワートレーン搭載車を2017年以降拡大していくと発表した。
今回、同社は新開発のエンジンと合わせて、FF用8速AT、FR用10速ATなども開発。今後、2021年までの5年間に、エンジンについては9機種・17バリエーションを、トランスミッションについては多段化AT、新機構の無段変速機(CVT)など4機種・10バリエーション、ハイブリッドシステムは6機種・10バリエーションの投入を予定している。
従来、同社は主要な技術・システムの研究・開発については「自社での内製により手の内化」を基本姿勢としてきたが、今後はグループ内で技術共有を進め、共同開発分野を拡大。「3アップ」として「グループ総力のレベルアップ」「開発のスピードアップ」「普及・拡大によるスケールアップ」を目指すとしている。
ハイブリッド技術の基幹となるモーター・バッテリー・PCUなどについては、PHV・FCV・EVといった電動車両の基幹技術として2017年から体制の見直しを進めて、2021年までの5年間でハイブリッド技術開発者の約30%増強を計画。その後も、開発状況に応じて順次強化していく予定とした。
新型パワートレーンは、2017年発売の新型車を皮切りに順次拡大。当面、5年後の2021年にはトヨタ単独の年間販売台数(日本・米国・欧州・中国)の60%以上を目指していく。
【訂正】トヨタ自動車発表のニュースリリースが一部変更されたため、記事内容も一部を訂正いたしました。