レクサス、プレミアムコンパクトハイブリッド車「CT200h」 10・15モード燃費は34.0km/L |
レクサス(トヨタ自動車)は1月12日、プレミアムコンパクトハイブリッド車「CT200h」を発売した。価格は355万円~430万円。
CT200hは、レクサスブランドのハイブリッド専用車種としては、「HS250h」に次ぎ2車種目。車名のCTはCreative Touringから由来し、200hは2リッター車並の動力性能を持つハイブリッド車であることを表している。
CT200hに搭載されるハイブリッドシステムは、最高出力73kW(99PS)/5200rpm、最大トルク142Nm(14.5kgm)/4000rpmの直列4気筒 DOHC 1.8リッターアトキソンサイクルエンジンと、最高出力60kW(82PS)、最大トルク207Nm(21.1kgm)のモーターを組み合わせたもので、システム全体の最高出力は100kw(136PS)。バッテリーにはニッケル水素電池を使用し、前輪を駆動する。
CT200h“version L”(ホワイトパールクリスタルシャイン) | |
CT200h“version C”(フレアイエローマイカメタリック) | CT200h(ファイアーアゲートマイカメタリック) |
CT200h“version L”(シルバーマイカメタリック) |
グレード | システム | 駆動方式 | 価格 |
CT200h“version L” | 直列4気筒 DOHC 1.8リッター+モーター | 2WD(FF) | 430万円 |
CT200h“F SPORT” | 405万円 | ||
CT200h“version C” | 375万円 | ||
CT200h | 355万円 |
燃費はグレードにより異なり、ベースグレードで10・15モード燃費は34.0km/L、JC08モードで30.4km/L。“version C”“F SPORT”“version L”では、10・15モード燃費は32.0km/L、JC08モード燃費は26.6km/L。
エクステリアデザインは、レクサスのデザインフィロソフィーである「L-finesse」に基づき、低い車高、ロングルーフ、低重心なたたずまい、ショルダーやタイヤの張り出し感を強調したものとし、空力性能、居住性能を確保しつつ、走りを感じさせるシルエットを実現したとする。
ベースグレードのボディーサイズは、4320×1765×1450mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2600mm。車重は1380kg。
サスペンション形式は、前マクファーソンストラット、後ダブルウイッシュボーンで、“version C”“F SPORT”“version L”には前後にパフォーマンスダンパーが装着される。
とくに“F SPORT”はスポーツバージョンとして設定され、専用サスペンションチューニングが施されるほか、専用のフロントグリル、専用本革ステアリングなどを装備する。
また、ドライブモードセレクト機構を搭載。センタークラスターに配置されたドライブモードセレクトスイッチで、通常の「NORMAL」モードのほか、ゆったりとした加速を行う「ECO」モード、素早い加速を行う「SPORT」モードを選択でき、ドライブモードによってメーター照明が変化する。
“F SPORT”専用フロントグリル(メッシュタイプ) | 215/45R17タイヤ&“F SPORT”専用アルミホイール |
“F SPORT”専用エンブレム(フロントフェンダー) | “F SPORT”専用本革ステアリング(パドルシフト付) |
ドライブモードセレクトスイッチ | NORMAL/ECO/EVドライブモード選択時 | SPORTモード選択時 |
インテリアでは、視認系(ディスプレイゾーン)と操作系(オペレーションゾーン)を分離することで、快適な運転操作に配慮したものとし、カーナビなどの操作系に遠隔操作デバイス(リモートタッチ)を採用。
全9色のボディーカラーと各グレードごとに設定されたインテリアカラーは自由に組み合わせが可能で、ベースグレード、“version C”では5色(シート地はファブリック)、“F SPORT”では専用カラーを含む3色(シート地はファブリック)もしくは専用ブラックの本革、“version L”では3色(シート地は本革)から選択できる。
CT200h“version L”(インテリアカラー:ブラック) | CT200h“version L”(アイボリー、シートマテリアル:本革) | |
ラゲッジルーム | 本革ステアリング(パドルシフト付) | 本木目(アッシュバール)+本革ステアリング |
安全装備としては、衝撃吸収ボディーや高強度のキャビン骨格のほか、デュアルステージエアバッグ、ニーエアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグなど8つのエアバッグを装備。新開発のむち打ち軽減シートの採用、歩行者傷害軽減ボディーの採用なども行う。また、衝突被害の軽減のためプリクラッシュセーフティシステム(オプション)、緊急ブレーキシステム、車両接近通報装置などを装備する。
(編集部:谷川 潔)
2011年 1月 12日