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トヨタ、ITS専用周波数（760MHz）を活用した世界初の運転支援システム「ITS Connect」を正式導入

近日発表の新型車に採用。年内に3車種まで展開すると予告

（2015/9/30 15:51）

2015年9月30日発表

路車間通信で使用される路側装置

　トヨタ自動車は9月30日、ITS（Intelligent Transport Systems：高度道路交通システム）専用周波数（760MHz）による路車間・車車間通信を活用した運転支援システム「ITS Connect」を近日国内で発売するモデルに世界初搭載し、年内に3車種まで展開すると発表した。

「ITS Connect」は、クルマに搭載したセンサーでは捉えきれない見通し外のクルマや人の存在、信号の情報を、道路とクルマ、あるいはクルマ同士が直接通信することで取得し、ドライバーに知らせることで安全運転を支援するというもの。2014年11月に概要を発表し、2015年に導入することが予告されていた。

　同社は今後、「ITS Connect」の搭載車種を拡大することで、国内の事故総件数のうち、約4割を占めるといわれる交差点周辺で発生する事故の低減に貢献していく構え。将来的には車両制御技術などと連携し、「すべての人が安全、スムース、自由に移動できる社会の実現を目指す」としている。