自販連（日本自動車販売協会連合会）は全軽自協（全国軽自動車協会連合会）は3月4日、乗用車と軽自動車の2011年1月車名別販売台数を発表した。

■フィットの天下は1カ月、セレナはステップワゴン追撃へ
　乗用車では、1月に「プリウス」が20カ月ぶりに首位から陥落、「フィット」がその座を奪ったが、1カ月でプリウスが首位に返り咲いた。フィットは前年、前月を上回る1万6876台を販売したが、2000台以上の差を付けられて2位になった。3位は変わらず「ヴィッツ」だが、フィットとの差約400台まで肉薄している。

　4位はセレナ。2009年まで4年連続で3列シートミニバンの販売No.1だったセレナは、モデルチェンジの影響もあって2010年はステップワゴンにその場を明け渡した。明けて2011年1月の本ランキングでは、セレナが10位、ステップワゴンが11位、その差わずかに32台という接戦となったが、2月はセレナが4位、ステップワゴンが10位と、約4500台の差をつけてセレナが抜け出している。

　以下、トップ10は「フリード」「カローラ」「パッソ」「デミオ」といった常連で占められているが、1月に9位だった「ソリオ」が15位に落ち、代わりにモデルチェンジした「ラクティス」が6位に入った。

■軽自動車は変動少なく
　軽自動車は1位「ムーヴ」から「ワゴンR」「タント」「アルト」「ライフ」と5位まで1月とまったく同じ順位。10位までの顔ぶれも、順位に多少の変動はあるものの、まったく同じ。ただし前年同月比は、ムーヴ、ライフ、モコ、MRワゴン以外がすべてマイナスとなっている。