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アジア最大級のフェラーリイベント「フェラーリ・レーシング・デイズ 富士 2014」開催
最新モデル「ラ・フェラーリ」が走行。元F1ドライバーのジャンカルロ・フィジケラ選手もゲスト参加
(2014/9/26 00:00)
富士スピードウェイで9月13日~14日の2日間、アジア地区最大級のフェラーリイベント「フェラーリ・レーシング・デイズ 富士 2014」が開催された。フェラーリの現行モデルのサーキット同乗試乗やオーナーによるサーキット走行のほか、フェラーリによるワンメイクレース「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・アジアパシフィック2014」の第5戦も行われた。
そのほか、パドックエリアでは貴重なモデルが多数展示され、昭和シェル石油によるグランツーリスモ6を使ったスペシャルマッチ「Shell V-Power EXCITING CHAMPIONSHIP」などが行われ、富士スピードウェイはフェラーリ一色の2日間となった。
フェラーリ・ジャパン 代表取締役社長 リノ・デパリオ氏が子供たちに特別授業
イベント2日目となる日曜日の朝には、フェラーリ・ジャパン 代表取締役社長 リノ・デパリオ氏による特別授業が行われた。授業を受けたのは、富士スピードウェイのある静岡県 小山町の小学生40人。フェラーリの故郷であるイタリアがある場所から、フェラーリの歴史、往年の名車についての説明など、フェラーリにまつわるさまざまな授業を行ったあと、リノ・デパリオ氏は子供たちといっしょにパドックエリアまで移動。そこで最新モデル「ラ・フェラーリ」と並んで記念撮影した。
「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・アジアパシフィック2014」
「欧州」「北米」「アジア-パシフィック」と3つのエリアに分けて開催されているフェラーリによるワンメイクレース。そのアジア-パシフィックラウンドの第5戦がイベント中の2日間に開催された。「458チャレンジEVO」によるこのレースは、出場者のスキル別に「レース1」「レース2」と分けられた2クラスで構成されており、日曜日に行われた「レース2」にはジャンカルロ・フィジケラ選手もゲスト参戦してそのドライビングを披露した。なお、このレースの第7戦は「フェラーリ・ワールド・ファイナル」として、3つのエリアの参戦ドライバーが集結し、ワールドタイトルを賭けて戦う。
F1マシン&FXXによるデモンストレーションラン
フェラーリのサーキットイベントといえば、F1マシンの走行を楽しみに来場するファンも少なくない。フェラーリにとってF1は切っても切れないレースであり、F1にとってもフェラーリは特別な存在だからだ。日曜日の午前と午後の2回に分け、富士スピードウェイにフェラーリサウンドを響かせた。また、F1マシンに加え、フェラーリのサーキット走行専用車両「FXX」のデモンストレーションランも2回行われた。
充実のピットエリア展示
サーキットコースを使った走行だけではなく、ピットエリアに用意されたさまざまな展示も充実していた。最新モデルのラ・フェラーリや現行モデルのラインアップ展示のほか、オーナーが好みの1台に仕上げる「テーラー・メイド・プログラム」関連の展示も用意。また、オフィシャルグッズを扱うショップも充実しており、なかには普段は入手が難しい数量限定グッズなども販売されていた。
展示車両には、世界にたった1台しかないオーダーメイドによるワンオフモデル(フォリ・セリエ)やフェラーリ・クラシケによりオリジナルコンディションに保たれた名車など、めったに目にすることのできない貴重なモデルの展示も実施されていた。
「Shell V-Power EXCITING CHAMPIONSHIP」
このほかにピット内では、7月1日に発売された新ハイオクガソリン「Shell V-Power」の発売記念キャンペーンの一環として、プレイステーション3専用ソフト「グランツーリスモ6」によるスペシャルマッチ「Shell V-Power EXCITING CHAMPIONSHIP」の準決勝、決勝のレースが行われた。このスペシャルマッチでは、8月に行われたオンライン予選で3万5119人のなかから勝ちあがった15人が富士スピードウェイに集結。15人による準決勝を勝ち抜いた3人に、特別ゲストのフィジケラ選手を加えた4人によって決勝レースが争われた。
決勝レースを制したのは、ハンドルネーム YAMさんこと山田和輝さん。優勝した山田さんにはフィジケラ選手のドライブする車両でのサーキット同乗体験が贈られ、走行後に山田さんは「実際のサーキットとシュミレーターのブレーキングポイントが同じで驚きました!」と感想を語った。