まるも亜希子の「寄り道日和」

1泊2日で鈴鹿サーキットへ。遊園地「モートピア」で遊んじゃえ!

「チララのフラワーワゴン」はお花畑の中をの~んびり回れる、と思いきや、アクセルとブレーキが自分で操作できるので、後ろから男の子に猛スピードで追いかけられたり、けっこうドキドキでした

 夫も参戦し、2018年で6シーズン目に突入したワンメイクレース「GAZOO Racing 86/BRZ Race」がついに鈴鹿サーキットで開幕しました~(よかったらレースレポート「橋本洋平の「GAZOO Racing 86/BRZ Race」奮闘記」も見てくださ~い)!

 2017年までは、北は十勝スピードウェイ、南は九州オートポリスまで、全戦に娘を連れて駆けつけていたんですが、今年は娘の幼稚園も始まるし、私1人で娘の荷物まで担いで行くのもかなり大変だし、旅費もバカにならないし……。そろそろ、応援は近場のもてぎと富士だけにしようかなぁ、なんて言ってたんですよね。

 でも、家で留守番ってのも気になって落ち着かなくて。やっぱり行っちゃえ!ということで1泊2日で鈴鹿サーキットへ出かけてきました。しかも今回はお友達夫婦が同行してくれたので、鈴鹿サーキットの遊園地「モートピア」で遊んじゃえ! と盛り上がり、娘のテンションもアップです。いつも、サーキットのピットから見える観覧車を眺めるだけで、なかなか行くチャンスがなかった「モートピア」。いや~、嬉しいなぁ~。

 3歳になったばかりの娘は、一般的な遊園地だとまだあんまり乗れるアトラクションがないけど、ここなら約25ものアトラクションや体験施設が利用可能。中には0歳からOKだったり、妊婦さんでも乗れるアトラクションもある、なんともファミリーに嬉しい遊園地です。授乳室や子供用トイレ、ベビーカーの貸し出しなんかもあるし、アレルギー対応メニューのあるレストラン、オムツや粉ミルク、子供用パンツなどが揃うショップもあるし、子供が自由に遊べる「S-PLAZA」のチルドレンスペースでは、17時30分~21時の間は専任スタッフが子供を預かってくれて、夫婦だけでゆっくり食事が楽しめるという、ありがた~いサービスも。パパ、ママの気持ちをここまで分かってくれる遊園地って、なかなかないよなぁと感心しちゃいました。

 私たちはお昼過ぎに到着して、まずは「プッチタウンキッチン」で腹ごしらえ。キッズメニューもあるし、サラダバーは全メニューについてるし、お味もイイね、とお友達夫婦は満足のご様子でした。

 そして「さぁ、たくさん乗ってパスポートの元取るゾ~」なんて意気揚々と外へ出た私たちでしたが、春休みの土曜日でどのアトラクションも大人気、大行列。ただでさえ出遅れてるんで、比較的空いているところを探して効率よく遊びたいなと思ったら、いいものがありました。QRコードを読み取ってダウンロードすると、各アトラクションの待ち時間がすぐ分かる、鈴鹿サーキットのアプリです。オリジナルフレームで写真が撮れるのも、いい記念になりますね。

 すかさず待ち時間をチェックして、まずはお花畑の中をワゴンでまわる「チララのフラワーワゴン」へ。これは0歳から一緒に乗れます。ただ動くのではなく、アクセルとブレーキの操作は自分でできるのが鈴鹿っぽいところ。

 次はバットのアドベンチャーヴィレッジにある、「パラ・セイラー」で空中散歩。高く上がってクルクルまわるブランコのようなアトラクションで、3歳から乗れます。けっこうな高さまで上がるので、娘はちょっとひきつってたみたいだけどね。

「アクロエックス エボリューション」は、けっこう揺れるオフロードマシンで、いよいよ水の中にバッシャーン! ほかにも2本橋テスト、ツルツルわだちテストなど、12種類のテストエリアが待ち受けていて、得点も表示されます。そのレベルに応じて、A級ライセンス、S級ライセンスが発行できるのも子供たちのやる気をそそりますよね

 そして今回いちばん長く並んで乗ったのが、「アクロエックス エボリューション」。ワイルドなオフロードマシンのテストドライバーになりきって、12種類の難所をクリアしていくという、スリル満点のアトラクションです。これも2歳から同乗OKで、娘は友達(妻)の足の間にすっぽりと座り、ハンドルをガッチリ掴んで離さないっ。まぁ、操縦にはけっこうチカラがいるらしく、友達が手を添えてフォローしてたけど、水の中にバシャーンッと突入していくポイントもあって、かなり興奮していました。こうやって、小さいうちから操る楽しさを覚えていくって、いいですねぇ。

「アクロエックス エボリューション」はこの日、60分待ちの大人気。4人まで一緒に乗れて、同乗は2歳から、1人で乗れるのは小学3年生以上からです

 最後は、バルーンレース気分が味わえる「ルンルンバルーン」。プッチタウンの上空をフライトするのはとっても気持ちがよくて、ゴール近くでは実際の熱気球競技のようなタスクゲームができるんです。ダーツの的のように20点から100点までのターゲットが地上にあり、地上観察カメラを見ながらボールを発射! これが大人でもけっこう難しいんだけど、友達(夫)のトライは初めてにしては上々の80点。なんかクセになる面白さらしく、よく見てると何度も並んでリピートしているチビっこやカップルが多かったですよ。

熱気球のカタチをした「ルンルンバルーン」は、遊園地では珍しい立ち乗り。確かに本物の熱気球もそうですよね。子供向けとはいえ、できる限り本物に忠実な乗り物にしているところは、さすがホンダのお膝元だなぁと感心しました

 と、ここでタイムアップ。うーん、とっても楽しかっただけに、逃したアトラクションがまだまだたくさんあるのが悔し~い。夏には「アクア・アドベンチャー」というプールの営業も始まるし、今度はパパも一緒に行きたいなぁ。今週末に開催される「鈴鹿2&4レース」をはじめ、レースや子供向けイベントも盛りだくさんです。小学生くらいまでのお子さんがいるファミリーには、とくにオススメの鈴鹿サーキット遊園地「モートピア」。混雑必至だけど、ゴールデンウィークのお出かけ候補にもぜひ加えてみてくださいね♪

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。17~18年日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。女性のパワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト(PWP)」代表。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦している。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968など。ブログ「運転席deナマトーク!」やFacebookでもカーライフ情報を発信中。