まるも亜希子の「寄り道日和」
秋の夜長に挑戦してみたい「くるまマイスター検定」
2021年10月14日 00:00
夜が長くなり、露が冷たく感じられるようになるという「寒露」。2021年は10月8日だったので、ここからいよいよ本格的な秋が始まるんだなぁと感じます。
そんな秋の夜長、みなさん何をして過ごしていますか? わが家はベランダがちょっとだけ広いので、引っ越してきた当初はここにハンモックやリクライニングチェアなんかを置いて、ワインでも飲みながら大きな月を見上げたいなぁ、なんて憧れていたんです。ところがいざ、チェアを出して寝そべってみたら、見えるのは電線とお向かいの家の屋根ばかり……。ご近所はあまり夜更かしをしないご家庭が多いようで、ベランダで話したり笑ったりしていたら迷惑かなと恐縮してしまい、秋の夜長に月見ワインの夢はあきらめることにしました(笑)。
そんな私たちと同じように、秋の夜長を持て余している人にオススメなのが、クルマのことを楽しく知りながら、クイズみたいに問題を解いていくことで「クルマ好きの印籠」的な承認が得られる「くるまマイスター検定」です。検定というと何やら小難しい感じがするかもしれないんですが、いつもCar Watchの記事をこまめに読んでいる皆さんなら、きっとなんの準備もしなくても4級や3級くらいは受かるチャンスがあるのでは? と思います。
というのも、このくるまマイスター検定はそもそも、就職のために無理やり取らなきゃいけないような検定とは違って、「くるまが好き」という思いが原点にあります。くるまへの興味を抱いてもらい、知識を深めることで、もっと「くるまのある生活」を楽しんでもらいたい、「くるま文化の醸成」に貢献したい、という考えからスタートした検定なんです。私はその第1回目から応援団を務めさせてもらっているのですが、だんだんと規模が大きくなり、中学生以下が受験できる「ジュニアクラス」をはじめ、日常の運転に役立つ安全運転やメンテナンスなどの基礎知識を学べる4級、無料チャレンジできるweb級など、趣味の延長として楽しめるクラスも続々と増設されました。
もちろん、くるま関係の仕事をしている方が実力を試したり、お客さまとのコミュニケーションに活かして信頼を得られるような、深い知識が問われる3級、2級、1級もあって、1級は毎年、合格率数%という超難関。2級合格者のみが1級の受験資格を得るのですが、以前、応援団の特権で問題を見せてもらったところ、とてもとても難しくて4~5問しかわかりませんでした(笑)。まぁ、問題を作成しているのは私など足元にも及ばない大先輩たちなので、あらためて尊敬するとともに、もっと精進しなければと反省した次第です。
さて、そんなくるまマイスター検定に向けての準備は何をすればいいのかというと、以前は「公式ガイドブック」が発行されていて、それをひと通り読んでおくと、かなりの問題がその中から出題されていたのですが、一昨年から受験がすべてオンラインに変わったことから、2021年の公式ガイドブックもオンラインに変更されています。読んでいるだけでも面白い最新ニュースや歴史、くるま業界偉人伝などなど、豊富にそろった記事を楽しく見ることが、実はいちばんの受験勉強。だから最初に、Car Warchをいつも読んでいる人ならば、合格する可能性が高いですよと言ったのです。
それでも、自分はどのくらいの知識があるのか、どの級を受けるのが妥当なのか、よくわからないことも多いですよね。そんな時は、公式サイトにある実力をチェックできるお試し問題や、Web検定が無料ですぐにトライできるので、それをやってみてだいたいの感触をつかむといいですね。受験の申し込み、本番の試験もすべてオンラインで完結します。2021年の試験日は、団体の場合は11月10日と14日、一部の団体と一般の場合は11月15日~30日に、いつでも都合のいい時にオンラインで受験できるようになっています。申し込みはすでにスタートしていて、11月5日の17時まで。数年前までは、毎年試験日にはどこかの会場で応援団長のテリー伊藤さんとトークショーを行なっていたため、受験できなかったのですが、オンラインに変わってからはそれがなくなったので、私も受験しようかなと思っています。まずは、肩慣らしに3級くらいからかなぁ?(笑)。
そんなわけで、秋の夜長を持て余している皆さん、ぜひトライしてみてくださいね。