人とくるまのテクノロジー展 2019
独自の金型設計で実現した樹脂を使用する「重希土類フリーモーター」を展示するジェイテクト
将来の自動運転EVでの活用も見込まれる「高耐熱リチウムイオンキャパシタ」など
2019年5月22日 17:54
- 2019年5月22日~24日 開催
- 入場無料
自動車技術会が主催する自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」が5月22日、神奈川県のパシフィコ横浜・展示ホールで開幕した。会期は5月24日まで。登録が必要だが入場は無料。
ジェイテクトブースでは、これまで使用していた重希土類の代わりに樹脂を使用する「重希土類フリーモーター」を展示。この重希土類フリーモーターは、形状が自由になる磁石を混ぜた樹脂を活用し、U字型の溝に流し込むことで現行の形状とほぼ同等の磁力を確保するとともに、製造工程の短縮にも成功した。
また、-40℃~85℃という世界初の動作温度範囲を持ち、車両搭載時に冷却装置を不要とした「高耐熱リチウムイオンキャパシタ」を展示。高耐熱リチウムイオンキャパシタは、ピックアップトラックなどの大型車両の電動パワーステアリングへの活用のほか、自動運転EV(電気自動車)の非常用バックアップ電源としての活用など、さまざまな利用法が検討されているという。
そのほかにも、電動パワーステアリングやバス・トラック用ADAS対応ステアリングシステムといった製品に加え、ハブユニットや軸受けなどのKoyoブランド製品も展示している。