イベントレポート
【ジュネーブショー 2019】メルセデス・ベンツ、EVミニバン「コンセプト EQV」や新型「CLA シューティングブレーク」世界初公開
フランクフルトショーで「EQV」量産モデルの公開を予告
2019年3月6日 15:16
- 2019年3月5日~17日(現地時間) 開催
- Palexpo
独ダイムラーは3月5日(現地時間)、メルセデス・ベンツのプレスカンファレンスにおいてEV(電気自動車)ミニバン「コンセプト EQV」のほか、新型「CLA シューティングブレーク」、マイナーチェンジした「GLC」、48Vハイブリッドシステムを採用する「AMG GLE 53 4MATIC+」といった世界初公開モデルを披露した。
フランクフルトショーで量産モデルを発表する「EQV」のコンセプトモデル
会場で行なわれたプレゼンテーションの冒頭に披露されたEVミニバンのコンセプト EQVは、ダイムラー 会長のディーター・ツェッチェ氏らを乗せて登場。最大400kmの航続距離と15分で最大100kmの航続距離を実現する急速充電に対応。同社はフランクフルトモーターショーでコンセプト EQVをベースとする量産車を発表すると予告している。
最新世代のMBUXなどを採用した「GLC」
続いて登場したGLCは、最新世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)インフォテインメントシステムを採用するなど、2019年中ごろに発売されるマイナーチェンジモデル。プラグインハイブリッドモデルの登場も予告されている。
フルモデルチェンジした「CLA シューティングブレーク」
3番目に紹介された新型CLA シューティングブレークは、9月に発売を予定しているフルモデルチェンジモデル。「CLA 250」では最高出力165kW/225HP、最大トルク350Nmを発生する4気筒ガソリンエンジンやディーゼルエンジン、トランスミッションは7速DCTやMT、駆動方式はFF、4WDといった幅広いモデルラインアップで登場する。
48Vハイブリッドを採用する「メルセデスAMG GLE 53 4MATIC+」
プレゼンテーションの最後に登場したメルセデスAMG GLE 53 4MATIC+は、48Vハイブリッドシステムを採用するモデル。ターボチャージャーと電動コンプレッサーを採用した直列6気筒 3.0リッターツインチャージエンジンを搭載して、最高出力320kW(435HP)と最大トルク520Nmを発生。さらに、EQブーストスターター/ジェネレーターにより、短期間に追加で16kWの出力と250Nmのトルクを供給。オンロードとオフロードで機敏で正確な運転経験を提供するという。
これら電動化、コネクティビティ、インテリジェント支援システムが採用されたモデルの登場に、ツェッチェ氏は「メルセデス・ベンツによってモビリティの未来は順調に進んでいる」と強調した。
会場ではプレゼンテーションで披露されたモデルのほかにも「メルセデスAMG GT R ロードスター」を世界初公開。新型「Vクラス」が会場に出品されている。