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30年連続開催となる2016年のF1日本グランプリが鈴鹿サーキットで開幕!
初日はF1ドライバーも来場したピットウォーク&コースウォークを実施
2016年10月6日 18:33
- 2016年10月6日 開催
今年もF1日本グランプリが鈴鹿サーキットにやってきた。途中2年の富士スピードウェイ開催を含め、鈴鹿サーキットで初開催された1987年から30年連続で行なわれるF1日本グランプリだ。公式セッションは10月7日の10時からフリー走行1回目が行なわれ、10月8日土曜日に予選、10月9日日曜日に決勝レースが開催される。レースウィークの初日として、10月6日には「ピットウォーク」や「コースウォーク」などのファンイベントが鈴鹿サーキットで実施されたので、その様子をお届けする。
国際レーシングコースを歩く、座る、触る
10月6日のイベントは、F1日本グランプリの観戦チケットを持っていれば誰でも無料で参加できる。東コースのコースウォークはメインストレート、1-2コーナー、S字、逆バンク、最終コーナーと、東コースの約2kmを自分の足で歩くことができるイベント。9時~12時30分の時間帯に行なわれるこのイベントでは、コースに座り込んでレーシングアスファルトの感触を身体で味わうなど楽しみ方は人それぞれだ。コース上だけでなくランオフエリアに出ることもできるので、グラベルに触れてみたりタイヤバリアの内側をのぞき込んだり、TVや観戦席で見るのとはひと味違う体験ができる。
公式には案内されていないが、知る人ぞ知るサプライズがコースウォーク中にある。実はF1ドライバーがこのタイミングでコースの下見をすることがあるのだ。F1ドライバーのスペースとはパイロンで区切られているが、憧れのF1ドライバーをすぐ目の前で見ることもできるし、足並みを合わせて一緒にコースを歩くこともできる。語学が堪能なら、話しかけて会話できるかもしれない。
ピットウォークで緊張感ただようタイヤ交換練習を見よう
また、木曜日という平日の午前中とは思えないほどファンが集まるのがピットウォークだ。人気チームのピットは近付くだけでもひと苦労となり、チームの人気に関係なく盛り上がるのがタイヤ交換の練習だ。コックピットにチームスタッフが座り、数人でマシンを押してピット前で待ち構えるタイヤ交換スタッフの前にマシンを滑り込ませる。インパクトレンチの音も目の前から数m離れているだけという距離で聞くと、TVとは違う感動がある。タイヤ交換の練習は何度も繰り返される。ご丁寧に毎回スタッフはタイヤをピット内に持ち帰り、本番さながらにピット内からタイヤを抱えて走り出してスタンバイ。そこにマシンが走り込んで作業を行なうので、練習と言えどもなかなかの緊張感だ。
ピットウォーク直後に行なわれる「キッズピットウォーク」は、参加資格としてF1日本グランプリの観戦チケットを持っている人で、中学生以下の子供を同伴している人(前売の金曜日券も参加可能。金曜日券を持参すると子供はチケットなしで入場できる)となっている。大人だけでは参加不可能でピットウォークほど混雑しないので、子供連れの人にお勧めだ。
木曜日に行なわれるイベントの目玉と言えるのが「ドライバーズサイン会」だ。こちらも無料だが、抽選で1100人という制限がある。運がよければという条件付きだが、憧れのF1ドライバーのサインを手に入れる滅多にないチャンスとなるだろう。
F1チケット、まだ売っています
「F1って当日券あるの」と聞かれることがある。グランドスタンドの一部など、すでに完売となったチケットはあるが、多くの観戦エリアはこれからでも購入可能だ。チケットの価格などは鈴鹿サーキットのWebサイトにある料金一覧で詳しく紹介されている。
鈴鹿サーキットは市街地にあるので、クルマはもちろん、電車、バスなどの公共交通機関で簡単にアクセスできるサーキットだ。思い立ったが吉日で、これからでもレースの観戦は可能だ。チケットの購入でお勧めなのはローソンが運営している「ローチケHMV」。ローチケHMVの2016 F1日本グランプリ チケット販売サイトでは指定席のシートを指定してチケットを購入できるので、自分が観戦しやすそうな席を選んで買うことができる。
BSフジでTV観戦
現在、F1グランプリのTV放送は有料のスカパー!が中心となっている。しかし、日本グランプリだけはBSフジでも10月9日の24時から「2016F1日本グランプリ ハイライト」として放送される。