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レッドブルのD・リカルド&M・フェルスタッペン両選手が2016 F1日本GPの意気込みを語る
「鈴鹿でもマレーシアのリプレイになるよう頑張りたい」とリカルド選手
2016年10月5日 14:32
- 2016年10月5日 開催
レッドブル・ジャパンは、10月6日~9日に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催される「2016 F1世界選手権 エミレーツ 日本グランプリ」の出場に向けて来日したレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド選手、マックス・フェルスタッペン選手の2選手による報道関係者向けQ&Aセッションを東京都内で実施した。
このなかでリカルド選手は、直前の第16戦マレーシアグランプリで優勝したことについて、「レース直後に飛行機に乗ったので、機内では余韻があってあまり眠れなかったけど、歓びを実感している。今はこの結果に感謝している。でも、歓びもつかの間で次のレースの準備をしなければならない。この鈴鹿でもマレーシアのリプレイになるよう頑張りたい」と、週末の日本グランプリに向けての意気込みと合わせてコメント。
勝因については「(2位に終わった)モナコのことを持ち出すには嫌だけど、でもモナコグランプリを乗り越えてから自分のなかでマインドセットが少し変わったと思う。同じことの繰り返しは挑戦的な取り組みだったけど、それをすることで優勝に自分を導いていけることが分かった」と回答。また、「レッドブルのマシンは以前と比較してほかのチームよりもよいコンディションになっている。雨による影響はまだ分からないけど。マレーシアでは、少しは運の要素もあったと思う。我々のチームにとって、鈴鹿サーキットは合っていると思う。でも、マレーシアでは勝つことができたけど、鈴鹿はもっと競争率が高いレースになるだろう」とコメントした。
この週末は天候が崩れることも予想されていることについては「天候によっては、我々は強くなることもあると思う。メルセデスは雨が降るなかでは(パフォーマンスの)アップダウンがあるかもしれない。メルセデスよりも早いスタートダッシュが必要になるだろう。そうすればサーキットがドライの状況でも、もしかしたら勝てるかもしれない」と回答。
また、マシンに対する大幅なレギュレーション変更があると言われている2017年仕様のF1マシンについては「来年、我々ドライバーはもっと筋肉をつけて帰ってくることになるかもしれない。マシンのラップタイムが3秒、4秒と速くなるのなら自分たちもついていく必要がある。オフシーズンもトレーニングでとても忙しくなる気がする」と語った。
フェルスタッペン選手は前戦のマレーシアグランプリの結果について「まずはチームとして優勝、そして1-2フィニッシュできたことをとても嬉しく思っている。マシンがとても機能していたことはハッピーだったし、チームとしても一丸となれたことがハッピーだった。自信がついて、次の鈴鹿でもうまくできるような気がする」とコメント。
鈴鹿サーキットの印象については「とても思い出深いサーキット。自分が一番初めにF1でデビュー(2014年の日本グランプリ フリー走行)したサーキットだから。狭いところもあるがスピードが出るところもたくさんあって、それだけにちょっとでもレコードラインから外れてしまうと大変なことになる。でも、同時にすごく楽しいサーキット。ドライバーとして常にチャレンジできるサーキットだと思う」と回答した。
また、「あなたは非常にアグレッシブなドライバーとして知られていますが、鈴鹿ではどのように走るつもりですか?」という問いかけに対しては「マレーシアでも同じでしたが、今までやってきたことを周囲の選手と同じようにやるだけ」と答えた。
日本のカルチャーで影響を受けたものについては「ポケモン」と回答。学校でポケモンのカードを使ってみんなで遊んだ思い出について語り、「オランダでもとても有名。今はモバイルでもプレイできるようになったのでとても楽しんでいます」とコメント。また、9月30日に19歳の誕生日を迎えたことを受け、「プレゼントでもらって嬉しかったものは?」という質問に対して「ママからiTunesカードをもらった」と語るなど、まだ10代の若者らしい一面を見せつつ、「レーストラックにいることが一番の幸せなので、あまりお祝いはしていない」ともコメントしている。