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インディ500を制した佐藤琢磨選手、安倍総理から内閣総理大臣顕彰を授与

琢磨選手からは2017年インディ500優勝記念置物を贈呈

2017年8月4日 実施

官邸において安倍晋三総理(右)から佐藤琢磨選手(左)に内閣総理大臣顕彰が授与された(写真提供:(C)TSエンタープライズ)

 8月4日、官邸において内閣総理大臣顕彰式が開催され、インディ500を日本人として初めて制した佐藤琢磨選手に対して、安倍晋三内閣総理大臣より顕彰状が読み上げられ、琢磨選手に直接授与された。

 琢磨選手からは御礼の品として、インディ500優勝者に対してインディアナポリス・モータースピードウェイ(IMS)が授与している、2017年インディ500優勝記念置物が贈呈された。

内閣総理大臣顕彰授与における佐藤琢磨選手のコメント

 改めて、内閣総理大臣顕彰という名誉ある賞を頂くことができ、多くの方々に心より感謝を申し上げます。顕彰式ではレースとは違った緊張感がありましたが、安倍内閣総理大臣から顕彰状を受け取ったときは、非常に感動致しました。この賞が日本のモータースポーツの盛り上げの良いきっかけになること期待しています。ともおっしゃって頂きました。これからも、さらなる高みを目指して邁進して行きたいと思います。


 また、お礼の品として贈呈された2017年インディ500優勝記念置物についての詳細な説明も琢磨選手側から発表されている。

2017年インディ500優勝記念置物

 1909年にインディアナポリス・モータースピードウェイ(IMS)が建設された時に使われていたオリジナル・レンガを使って創られた記念置物。世界で最も古い歴史を誇るインディ500が開催されるIMSのオーバルコースは、開設時のコース路面がレンガ敷きであったため、モータースポーツファンから「ブリックヤード(レンガの庭)」の愛称で呼ばれています。しかしながら開設後徐々にアスファルトによる改修・再舗装が進み、1961年にはスタート&フィニッシュ・ラインに9列約1ヤード幅のレンガ敷き「ヤード・オブ・ブリックス」が記念として残されている以外はすべて、再舗装されました。このヤード・オブ・ブリックスは、佐藤琢磨をはじめ近年のインディ500の優勝者はチェッカーフラッグを受けた後この上を通ってビクトリーエリアへと移動したり、IMSの長い歴史と伝統に敬意を評してチーム全員でに跪きレンガにキスをする習わしもあるなど、世界のモータースポーツ関係者やファンにとって聖地の一つともなっています。IMSはこの貴重なオリジナル・レンガを一部保管し、インディ500優勝者や功績のあった人々に記念置物として贈呈しています。

2017年インディ500優勝記念置物の贈呈記念写真(写真提供:(C)TSエンタープライズ)