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パナソニック、「電子インナーミラー」をフィコサと協業開発

トヨタが純正用品として採用

2017年9月25日 発表

パナソニックとフィコサが協業開発した「電子インナーミラー」

 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は9月25日、スペインのフィコサ・インターナショナルS.A.と協業開発した「電子インナーミラー」がトヨタ自動車の純正用品として採用されたと発表した。量産出荷は9月より開始。

 同社は、2015年6月にフィコサに出資して協業を開始。フィコサは欧州を中心に幅広い自動車メーカーへの自動車用ミラーの納入実績があり、フィコサの持つミラー技術とパナソニックのカメラや液晶の技術を融合させた「電子インナーミラー」を開発した。

 同製品は、広角レンズを搭載したカメラで後方の広い範囲を映すことができるため、通常のインナーミラーに比べ視野角が広く、またリアウィンドウの内側に配置したカメラからの映像を表示するため、後席の同乗者がインナーミラーに映り込まず、後方を確認しやすいとしている。

広角レンズ搭載のカメラにより、後方の視野が広く視認性が向上する
カメラをリアウィンドウに配置することで、後席の同乗者などが映り込まず死角を低減する
高感度カメラ技術により、夜間やトンネル内でもクリアな視界を提供