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鈴鹿サーキット、新アトラクション「DUEL GP」登場。カウンターステアでマシンをコントロール
操作ができる世界初の2人乗りコースターが3月3日オープン
2018年2月26日 16:18
- 2018年3月3日 オープン
- 600円/1名(ゆうえんち「モートピア」パスポート利用可能)
鈴鹿サーキットは、3月3日にオープンする新アトラクション「DUEL GP(デュエル ジーピー)」を公開。2月24日に開催された「DUEL GP」の試乗会では、一般から招待された来場者が一足先に新アトラクションを楽しんだ。
ゆうえんち「モートピア」GPフィールドエリアに登場する新アトラクション「DUEL GP」は、世界最高峰のレース“F1日本グランプリ”が開催される「鈴鹿サーキット国際レーシングコース」を模したレイアウトを採用した2人乗りコースター。INとOUT、2台のマシンが並んで走行するようにレールが配置され、ライバルとのバトルで勝利するのが1つの楽しみ方。
2人乗りコースターは、レールに接する台車部分と搭乗者が座るマシンの間にヨーイングを発生させる仕組みが組みこまれている。また、フロントシートにはステアリングが用意され、コーナーに合わせてステアリングを操縦することができるのが特徴となる。
S字、逆バンク、ダンロップコーナーから、デグナー、ヘアピン、スプーンカーブといった、鈴鹿サーキットのテクニカルなコーナーを、コーナーの角度に合わせてステアリングを操作。操作ミスをするとマシンがスピンして減速してしまうので、マシンを正確にコントロールすることでライバルに差をつけることができる。
実際に記者も体験してみたところ、コースターの最高速は約40km/hというが、スタート早々第1コーナーでは“そのスピードでコーナーに突っ込むの!?”と、普段クルマを運転する感覚ではありえない勢いでコーナーに飛び込んでいく。
案の定というかコーナーではマシンのテールが流れてしまうので、用意されたステアリングでカウンターステアをあててきちんとマシンの姿勢を取り戻す。続くS字、逆バンク、ダンロップコーナーと次々と迫りくるコーナーに合わせてステアリング操作をしないとマシンがスピンしてしまうのでけっこう忙しく、レールの上を走行しているのを忘れるくらい。ちょっと操作に慣れてくると、テールを流れ気味にしてドリフト走行している気分も味わえる。
鈴鹿サーキットによると、搭乗者が自分で操縦できる2人乗りコースターは世界初という。友達同士や家族と一緒に利用すれば2台のマシンでバトルを楽しむことができる。
鈴鹿サーキット総支配人の塩津宏幸氏は「DUEL GPはモータースポーツの楽しさ、それを楽しんでいただける乗り物。GPフィールドというエリアはゆうえんちとレーシングコースを繋ぐ懸け橋となるエリアで、DUEL GPによりさらに多くのお客様にGPフィールドに足を運んでいただき、楽しんでいただきたい。今年は鈴鹿サーキットでF1が開催されて30回という節目の年で、夏にも10時間耐久レースにチャレンジする予定なので、モータースポーツの話題も多く発信できる年。レースをご覧になるお客様もぜひファミリーでお越しいただいて、DUEL GPをモータースポーツとともに楽しんでいただきたい」と意気込みを述べた。
なお、3月10日~11日開催の「2018 モータースポーツ感謝デー」では、「特別招待券&パスポート優待券」(公式Webサイトで配布)の提示で、入園無料になるとともに、のりものが乗り放題となる「モートピアパスポート」が優待価格で提供される。