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鈴鹿サーキットに日本初のバイク型コースター「GP RACERS」登場。最大48度のバンクでコーナリング体験
新しいカートアトラクション「KART ATTACKER」も登場
2020年2月26日 08:00
- 2020年3月1日 オープン
鈴鹿サーキットは、日本初のバイク型コースター「GP RACERS(ジーピーレーサーズ)」や、親子や友達同士で挑戦・成長できることを目指したカートアトラクション「KART ATTACKER(カートアタッカー)」といった2つの新アトラクションを3月1日にオープンする。
レーシングバイクの乗車感覚を楽しめるGP RACERS
GP RACERSは、レーシングスタイルのタンデム(2人乗り)型バイクに前傾姿勢で乗車する日本初のバイク型コースター。コースは全長440mで、最高速は約50km/h、コーナーには最大で約48度のバンクがついており、レーシングライダーがコーナーを曲る時のようなスピードや重力などを疑似体験することができるようになっている。
実際にGP RACERSを体験してみると、前傾姿勢でハンドルを握るバイクと同じ乗車スタイルは新しい感覚だ。準備が整うとスタッフが座席に設けられたプロテクターで体を固定していよいよスタートとなる。乗車時間は約90秒とあるが、コースターの頂上に向かっていく緊張感からか、それ以上に長く感じる。
コースターの頂上に到着して下り坂が見えたところで「これは無理!」と目をつぶってしまうかもしれないが、ここは我慢。坂を下った後はジェットコースターのようなアクロバティックな動きはなく緩やかな高低差がある直線区間が続くので、バイクで走行するようにコースの先を読む余裕が出てくる。次に来るコーナーに備えてしっかりとコーナリング時のライディング姿勢を作っておくと、バイクでコーナリングしているような感覚を楽しめる。
また、最高速は50km/hとなっているが、バイクと同じく体はむき出しで風を感じて走行するので、体感速度はそれ以上に感じる。コースの途中には本物のレーシングコースと並走するスポットがあったり、コースのすぐ近くに観客が集まるギャラリースペースがあったりと、レースに参加している気分になれる仕組みも用意されていた。
最高速25km/hと35km/h、2つのステージを用意するKART ATTACKER
KART ATTACKERは、親子や友人と一緒に挑戦・成長することを目指したレーシングカートアトラクション。最高速約25km/hの「デビューステージ」と最高速約35km/hの「アタックステージ」が用意され、デビューステージの基準タイムをクリアしたドライバーがアタックステージにチャレンジすることができる。
実際にデビューステージに挑戦してみると、最高速約25km/hでリミッターが作動してそれ以上速度が出ないようになっている。コースを数周して走り慣れてくると、アクセルを全開にしながらほぼノーブレーキで1周することができる速度域となっていた。
コースは全長約390mで、S字やヘアピンコーナーなどがあるテクニカルなコース。アクセル全開の状態であってもマシンごとにタイム差は出てくるので、ほかのマシンと何が違うのか? といったことを考えたり、ライン取りを理解するのに最適なチャレンジであると感じた。
また、親子や友人と一緒に挑戦・成長できることがテーマとなっており、ドライビングのアドバイスなど親子で会話楽しめるように、走行中に通話できるインターカムをオプションで用意するなど新しい取り組みも行なわれている。
「GP RACERS」「KART ATTACKER」という2つの新アトラクションの登場で“モータースポーツへのファーストタッチ”をコンセプトにしたGPフィールドは、「モトファイター」「DUEL GP」「サーキットチャレンジャー」「サーキットホイール」「レーシングシアター」を含めた7つのアトラクションをラインアップ。さまざまなモータースポーツの迫力や世界観を楽しめるようになった。