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タカタ 高田重久代表取締役会長兼社長が退任。野村洋一郎氏が代表取締役社長に
米キー・セイフティー・システムズへのタカタの実質的全資産および事業譲渡が完了
2018年4月12日 14:52
- 2018年4月12日 発表
タカタは4月12日、米キー・セイフティー・システムズ(KSS)に対して同社グループが全世界で保有する実質的全資産および事業の譲渡が4月10日に完了したと発表した。これに伴い、4月11日付で高田重久氏が代表取締役会長兼社長を退任し、取締役の野村洋一郎氏が代表取締役社長に就任したことを明かした。
今回の内容は2017年11月21日付で発表された両社間の最終合意に準ずるもので、KSSはタカタの相安定化硝酸アンモニウムを採用したエアバッグインフレータ(ガス発生装置)の製造および販売に関する一部の資産および事業を除き、実質的にすべての資産を取得した。
今回の発表について、高田重久氏は「当社製エアバッグの不具合により、ユーザーの皆様、債権者の皆様、株主の皆様、お取引先の皆様をはじめとする多くの皆様に多大なるご迷惑をおかけする事態となりましたことにつき、当社を代表して改めて深くお詫び申し上げます」と述べるとともに、「今後は、当社の培った技術や人材が、KSSによる新たな経営体制の下で、自動車業界の発展とユーザーの皆様の安全に貢献していくことを願っています」とコメントしている。