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F1マシンが公道を走行する「Red Bull Showrun Tokyo」を陰で支えた青山学院大学 青山キャンパス

アストンマーティン・レッドブル・レーシングチーム、本田技術研究所のメンバーがワークショップ開催

2019年3月8日 開催

Red Bull Showrun Tokyoのピットが設けられた青山学院大学 青山キャンパス

 3月9日に東京 明治神宮外苑(東京都新宿区)において、2台のF1マシンが公道を走行するイベント「Red Bull Showrun Tokyo(レッドブル・ショーラン東京)」が開催された。その華やかな舞台を陰で支えたのが、青山学院大学 青山キャンパス(東京都渋谷区)の学生たちだ。

 というのも、F1マシンを走らせるためには前準備として、空輸されたマシンを組み立て、調整するピットが必要になる。2011年に横浜で開催された際は1台のみの走行だったが、今回は2台ということでより広いスペースが要求される。都心に位置する明治神宮外苑周辺では、なかなかそれを確保するのが難しいのが実情だ。そこに手を上げたのが同大学というわけだ。これはレッドブルが青山学院大学 体育会自動車部、同学生フォーミュラプロジェクトAGRC、同AGMSバイク愛好会をサポートしていた縁があってのこと。ピットスペースを探しているとの話を聞いたメンバーOBが仲介し、学生が協力して大学側と話をまとめることで実現したという。

 イベント前日となる3月8日、同大学においてアストンマーティン・レッドブル・レーシングチームから、ポール・ヘンドリックス氏、ブレーク・フレンド氏、また、同大学のOBで本田技術研究所 HRD SakuraにおいてF1エンジン開発に携わっている久保哲宏氏を招き、ワークショップが開催された。ここではレッドブル・レーシングチームの歴史などが紹介された後、ゲストがF1に関わるようになった経緯などを紹介。3名とも「どうしてもF1の世界で働きたい」という情熱を持ち、自分がチームでどんなことに貢献できるかをアピールした点を強調。待っているのではなく、自ら行動することが大切だとコメントした。

青山学院大学 1号館前に大きなテントが出現
マシンやパーツの空輸に使われたコンテナが並ぶ
コンテナにはレッドブル・レーシングチームのステッカーが貼られている
撮影のために間島記念館前にマシンを配置
シャシーは各地のイベントなどで使用されている2011年型のRB7のようだ
ピット設営の話は学生たちに知らされていなかったようで、突然のF1マシン出現に驚いていた
間島記念館前からピットへと戻される
ピットに並ぶ2台のマシン
整然としたピット内はさすがF1チーム
大学内だけあってピット内はオープン。子供をコクピットに載せるシーンも
Thinkpad P1が並ぶ
エンジンカウル
HONDAロゴ
マックス・フェルスタッペン車
ピエール・ガスリー車
F1マシンの細部
学生向けのワークショップを開催
参加者には発売されたばかりのレッドブル×ホンダの限定缶レッドブルが配られた
青山学院大学 体育会自動車部、同学生フォーミュラプロジェクトAGRC、同AGMSバイク愛好会のメンバー。左が本田技術研究所 HRD Sakura 久保哲宏氏
ワークショップには多数の学生が出席した
アストンマーティン・レッドブル・レーシングチームのポール・ヘンドリックス氏(右)とブレーク・フレンド氏(中央)。左は久保哲宏氏
質疑応答では学生たちからの質問に丁寧に答えていた
ゲストに花束が贈呈された
ワークショップ後にはピットを解放
レッドブルF1が青山学院大学 青山キャンパスに登場(4分10秒)