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V6エンジンを搭載した輸出用カムリがベース。トムスコンプリートカー「TOM'S C35」

トムスが開発、E・Rコーポレーションが販売。650万円(税別)

2019年7月 発売

650万円(税別)

輸出用の「カムリ」をベースにしたコンプリートカー「TOM'S C35」(撮影車はオプション装着モデル)

 ROWENブランドを運営するE・Rコーポレーションは、トムスに開発を委託した輸出用のトヨタ自動車「カムリ」をベースにしたコンプリートカー「TOM'S C35」を7月に発売した。価格は650万円(税別)で、ROWENが展開する販売店「PLATINUM ROAD」で購入が可能。

 カムリは日本ではハイブリッド専用モデルのみの展開になるが、今回のTOM'S C35はV型6気筒DOHC 3.5リッター「2GR-FKS」型エンジンを搭載する左ハンドルの輸出仕様をベースにしたコンプリートカーになる。

 エクステリアではフロントディフューザー、サイドディフューザー、リアアンダーサイドフィンといった、SUPER GTで培った最新の空力理論をモチーフに形状を追求したトムスのスタイリングパーツを装着。また、専用開発のエキゾーストシステム「トムス・バレル」(ステンレステール)によりV6ならではの重厚感あるエキゾーストサウンドとスポーツフィーリングを両立したという。このエキゾーストシステムは参考近接騒音値84dBと控えめな音量に設定したもので、保安基準に適合する。

TOM'S C35のボディサイズは4895×1840×1445mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2825mm。車両重量は1620kgと、日本仕様のカムリで最重量モデルになる「WS“レザーパッケージ”」などと比べて20kg重い

 左ハンドルとなるインテリアでは、本革シート(シートヒーター付き)や運転席・助手席パワーシート、パナソニック製チルト機構付グラスルーフ、スライドムーンルーフを装備するとともに、TOM'Sロゴ入りのプッシュスタートボタンやフロアマット、ドアを開けたときに地面にTOM'Sロゴが表示されるカーテシランプなどが専用装備として与えられた。

左ハンドルのインテリア

 パワートレーンには手が加えられていないが、V6エンジンは最高出力301PS/6600rpm、最大トルク362Nm/4700rpmを発生。トランスミッションは8速ATを組み合わせる。

V型6気筒DOHC 3.5リッター「2GR-FKS」型エンジンは最高出力301PS/6600rpm、最大トルク362Nm/4700rpmを発生。使用燃料はハイオク仕様で、燃料タンクは72L

 そのほか、TOM'S C35ではトムス製のオプション品も用意され、純正ショックアブソーバーとのバランスを重視して専用開発した「コンフォートローダウンスプリング」(9万円。オプションの価格は全て税別)をはじめ、19インチアルミホイール「TH01」(19万8200円)、ブレーキパッド「スポーツ」(3万6000円)、エアフィルター「スーパーラムII」(8000円)、スロットルコントローラー「L.T.S.III」(4万8000円)、トムスステアリング「カーボン」(8万2000円)、エキゾーストシステム「トムス・バレル」のチタンテール(3万2000円)またはカーボンテール(7万円)が選択可能になっている。

標準状態から20mmローダウンする「コンフォートローダウンスプリング」
異型デザインのスポークを組み合わせた19インチアルミホイール「TH01」
純正交換タイプのエアフィルター「スーパーラムII」
出足のもたつき感を解消し、軽快なエンジン特性を実現するスロットルコントローラー「L.T.S.III」
パンチングレザーとリアルカーボンを採用するトムスステアリング「カーボン」
エキゾーストシステム「トムス・バレル」はステンレステールが標準装備。オプションでチタンテールまたはカーボンテールが用意される

 なお、7月27日~28日10時~17時にトムス本社ショールーム(東京都世田谷区等々力6-13-10)、8月3日10時~19時にPLATINUM ROADショールーム(愛知県豊田市堤本町山畑7番地)でTOM'S C35の特別展示が行なわれる。実車を確認したい方は現地に行ってみてほしい。

TOM'S C35(1分41秒)