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シトロエン、「C3 エアクロス SUV」もお披露目された2019年ビジネス中間報告会
「PSAグループにとって日本は非常に優先度が高く重要なマーケット」
2019年7月18日 05:00
- 2019年7月17日 開催
シトロエン(プジョー・シトロエン・ジャポン)は7月17日、東京都中央区晴海のシトロエン中央ショールームで2019年のビジネス中間報告会を開催した。
今回の報告会では、プジョー・シトロエン・ジャポン 代表取締役社長 クリストフ・プレヴォ氏から日本のマーケットにおける中間実績が、グループPSA インド・パシフィック地区統括本部長 エマニュエル・ドゥレ氏からグローバルの実績レポートがそれぞれ報告されたほか、プジョー・シトロエン・ジャポン マーケティング部 シトロエン プロダクトマネージャー 水谷昌弘氏から「C5 エアクロス SUV」「C3 エアクロス SUV」の解説が行なわれた。
最初に登場したプレヴォ氏は、4年前から販売ネットワークの再構築と、シトロエンがアイコニックなブランドであることを訴えるコミュニケーションを始めたことに触れ、その成長の証として2015年同時期に比べて2019年は83%の成長を遂げたことを報告。プロダクト戦略では、2017年に導入した新型「C3」が先代に比べて約3倍の売り上げ実績となり、新規顧客の方が多く購入されているということを紹介した。
次にドゥレ氏が登壇し、PSAグループは2018年にはおよそ8%の経常利益をあげ、ヨーロッパのマーケットシェア18%を占める企業になったことを報告。「PSAグループにとって日本は非常に優先度が高く重要なマーケットと位置付けております」と述べ、日本で最も有名だと思われるプジョーだけでなく、シトロエン、DSの知名度も上げていきたいと語った。
続けて、「シトロエンがいかにユニークであるのか知ってもらいたい」と話し、「シトロエンは1919年に創立され、大胆さとクリエイティビティの2つを謳うブランドであったこと」「世界90か国の市場で導入されているメインストリームのカーメーカーであること」「過去100年の間に5000万台以上のクルマを販売して、多くの顧客に受け入れられている自負を持っているということ」「WTCCでは3つ、WRCでは8つのマニュファクチャラータイトルを獲得しているブランドであること」といった、シトロエンの歴史について紹介した。
最後にドゥレ氏は、シトロエンブランドのヨーロッパにおける位置付けとして、これまでのプロダクト戦略により2018年に過去最高の販売台数を7年ぶりに記録したことに触れ、「シトロエンブランドは5年連続でヨーロッパで成長し続けているということがこちらで裏付けられております」と語った。
水谷氏によるC5 エアクロス SUV、C3 エアクロス SUVの商品説明では、まず最初に「この期におよんでシトロエン初のSUV参上というと“いつまでもそこにどじょうはいないよ”と心配の声が聞こえてきそうではあります。しかし、後発としてのシトロエンが世に問う商品特徴は確固たるユーザー調査の結果を踏まえたもので、まさに選ばれるべくして生まれたクルマとなっております」と2台のSUVへの期待を述べ、これまでMPVで培ってきたノウハウを注ぎ込み「もっと快適で、多彩なシートアレンジがあり、たくさんの荷物を積める」というユーザーニーズに応えたモデルであると紹介した。
また、プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社 PRマネジャー 森亨氏は、会場などの理由から10月に開催される第46回東京モーターショー 2019に出展しないことに触れ、シトロエン独自のイベントを開催する予定であることを報告した。