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トヨタ、2020年3月期 第1四半期決算。営業利益7419億円、当期純利益6829億円で第1四半期として過去最高を更新

為替変動の影響などで通期見通しを下方修正

2019年8月2日 発表

2020年3月期 第1四半期の決算内容を説明するトヨタ自動車株式会社 執行役員 経理本部本部長 近健太氏

 トヨタ自動車は8月2日、2020年3月期 第1四半期(2019年4月1日~6月30日)の決算内容を発表した。

 2020年3月期 第1四半期の売上高は前年同期比2833億円(3.8%)増の7兆6460億円、営業利益は前年同期比592億円(8.7%)増の7419億円、当期純利益は前年同期比256億円(3.9%)増の6829億円となった。また、連結販売台数は6万7000台増の230万3000台としている。なお、営業利益の7419億円、当期純利益の6829億円はそれぞれ第1四半期として過去最高の数字となっている。

2020年3月期 第1四半期の決算要約
2020年3月期 第1四半期の連結販売台数
営業利益の増減要因
所在地別の営業利益
中国事業の状況。販売台数は2万3000台増加したが、為替変動の影響などで減益となっている
金融セグメントの営業利益は234億円の増益

 2020年3月期の通期見通しは、連結販売台数は期首見通しから変わらず900万台で維持しつつ、為替変動の影響などを加味し、売上高を5000億円減の29兆5000億円、営業利益を1500億円減の2兆4000億円、当期純利益を1000億円減の2兆1500億円に下方修正している。

2020年3月期の通期見通し。為替変動の影響などで下方修正した
連結販売台数は日本で1万台増、北米で1万台減の予想で増減なし
通期見通しにおける営業利益の増減要因。為替変動の影響で1800億円の減益と予想する