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トヨタ、2020年3月期 第3四半期決算。9か月累計として過去最高の売上高22兆8301億円、税引前利益2兆5157億円

連結決算見通しで純利益を2000億円上方修正

2020年2月6日 発表

2020年3月期 第3四半期の決算内容を説明するトヨタ自動車株式会社 執行役員 白柳正義氏

 トヨタ自動車は2月6日、2020年3月期 第3四半期(2019年4月1日~12月31日)の決算内容を発表した。

 2020年3月期 第3四半期の累計9か月における売上高は前年同期比3546億円(1.6%)増の22兆8301億6400万円、営業利益は前年同期比1208億円(6.2%)増の2億587億8300万円、税引前利益は前年同期比7900億円(45.8%)増の2兆5157億7900万円、当期純利益は前年同期比5897億円(41.4%)増の2兆130億1000万円となった。また、連結販売台数は12万9000台増の683万台としている。なお、売上高の22兆8301億6400万円、税引前利益の2兆5157億7900万円はそれぞれ9か月累計として過去最高の数字となっている。

2020年3月期 第3四半期の決算要約。売上高の22兆8301億6400万円、税引前利益の2兆5157億7900万円は9か月累計として過去最高
2020年3月期 第3四半期の連結販売台数は9か月累計で683万台。アジアでは4万台減だが、そのほかの地域はすべて販売増となっている
営業利益の増減要因。為替変動の影響で2500億円減となったが、合計では1208億円増を実現
所在地別の営業利益。北米市場で営業利益率が2.0%から4.0%に倍増し、利益を大幅に高めている
中国市場の販売台数は9万1000台増となったが、元安による為替変動の影響で連結子会社の営業利益は152億円減の1167億円

 2020年3月期の通期見通しは一部見直しを実施。連結販売台数の895万台、売上高の29兆5000億円はそれぞれ前回見通しを踏襲しているが、営業利益を1000億円増の2兆5000億円、税引前利益を2800億円増の2兆9100億円、当期純利益を2000億円増の2兆3500億円に上方修正した。

連結販売台数の通期見通しは、北米で2万台増、アジアで2万台減で増減なしの895万台
連結決算の通期見通しでは、営業利益を1000億円増、税引前利益を2800億円増、当期純利益を2000億円増と上方修正
営業利益の上方修正は、為替変動や営業面の努力、原価改善の努力などが大きな要因