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トヨタ、コンパクトな外観寸法でも室内空間を損なわない小型車向け「GA-B」プラットフォーム

低重心で自然なドライブを提供

2019年9月5日(現地時間) 発表

新しい小型車向け「GA-B」プラットフォーム

 トヨタ自動車は9月5日(現地時間)、TNGA(Toyota New Global Architecture)プログラムの利点を小型車向けに拡張した新しい「GA-B」プラットフォームを発表した。

 GA-Bプラットフォームは、トヨタのすべてのTNGA車両プラットフォームと共通して、自然なドライブを提供するように設計。マクファーソンストラットフロントサスペンションは、低摩擦ダンパーを備えており、さまざまなスプリングタイプに対応可能。また、車両のタイプと特性に応じて、トーションビームまたはマルチリンクリアサスペンションシステムを選択可能とした。

GA-Bプラットフォーム

 加えて、運転席をクルマの中心に向かって低く、後ろに配置することで低重心とし、最適な角度と位置で設定できるステアリングホイールと合わせて、最適なドライビングポジションを確保した。

 なお、GA-Bプラットフォームは、スマートパッケージによって内部スペースを最大化できるように設計されているため、コンパクトな外観寸法であっても室内空間が損なわれず、個性的なエクステリアデザインにすることも可能。GA-Bプラットフォームのモジュラー特性により、さまざまなホイールベースや全高、全幅の車両で使用できるため、設計者やエンジニアはサイズや車体タイプにとらわれず新しいモデルを自由に作成可能とした。

最適なドライビングポジションを確保するとともに、さまざまなホイールベースや全高、全幅の車両で使用できるGA-Bプラットフォーム。