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三菱自動車、新型クロスオーバーMPV「エクスパンダー クロス」をインドネシアで発表

2019年11月12日 発表

新型クロスオーバーMPV「エクスパンダー クロス」

 三菱自動車工業は11月12日、インドネシアにおいて新型クロスオーバーMPV「エクスパンダー クロス」を11月13日より販売を開始すると発表した。

 エクスパンダー クロスは、アセアン諸国で展開しているMPV「エクスパンダー」シリーズに追加されるシリーズ最上位モデル。SUVならではの力強さ、高い走行性能、快適な乗り心地を実現するとともに、エクスパンダーを基盤にしたMPVならではの使い勝手がよく広い室内空間を兼ね備えるモデルと位置付けている。

新型クロスオーバーMPV「エクスパンダー クロス」

 エクスパンダー クロスのパワートレーンはエクスパンダーと同様の1.5リッターガソリンエンジンで、トランスミッションは4速ATと5速MTを用意。ベースモデルのエクスパンダーと比べて20mm車高を高めることで、クラストップの最低地上高225mmを確保。これにより荒れた道路や浸水した道路での走破性を高めたほか、ドライバーの視認性を向上させた。

エクスパンダー クロスは3列シートを採用

 室内レイアウトは3列シートを採用する7人乗りで、2列目(6:4分割式)や3列目(5:5分割式)のシートバックは、荷物の大きさや形に合わせて使えるように簡単な操作で折りたためるようにした。また、3列目を使用する7人乗りの状態でも、5ガロンボトル(19L)4本または、標準的なベビーカーを入れるのに十分な荷物スペースを確保するという。

エクスパンダー クロスのインテリア

 同モデルのベースとなる「エクスパンダー」は2017年に販売を開始。2018年度には約10万4000台を売り上げ、同社で4番目の販売実績を誇る。新モデルではSUVらしさを高めて、ワイルドなデザインや実用性のニーズが高いアセアン地域のユーザーに新たなる価値を提案するとしている。

 同社 CEOの加藤隆雄氏は「エクスパンダー クロスのローンチにあわせ、インドネシアからの輸出台数増に対応できるよう生産能力を拡大しております。これにより、インドネシアの経済発展にも貢献していきたいと考えています」とコメント。

 エクスパンダー クロスは、エクスパンダーと同様にインドネシアの乗用車生産拠点であるミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシアで生産。順次アセアン地域をはじめとした各国に輸出する予定。