イベントレポート
【東京モーターショー 2019】三菱自動車「スーパーハイト軽ワゴンコンセプト」、2019年度内発売を計画
スモールサイズの電動SUVコンセプト世界初公開
2019年10月23日 15:18
- 2019年10月23日 開幕
- 2019年10月25日 プレビューデー
- 2019年10月25日～11月4日 一般公開日
10月23日、東京ビッグサイト（東京都江東区有明）で「第46回東京モーターショー2019」が開幕。三菱自動車工業は、新型軽コンセプトカー「スーパーハイト軽ワゴンコンセプト」とスモールサイズの電動SUVコンセプトカー「マイテックコンセプト」を世界初公開した。
三菱自動車ブースで行なわれたプレスカンファレンスには、同社 代表執行役CEO 加藤隆雄氏と代表執行役COO グプタ・アシュワニ氏が登壇。新型軽コンセプトカーについては、2019年度内の発売を計画していることを明らかにした。
ガスタービンエンジン搭載の「PHEVシステム」や「クアッドモーター 4WDシステム」を採用する「マイテックコンセプト」
プレゼンテーションの中で加藤氏は「三菱自動車は、CASEの中でも電動化技術、特にPHEVを得意としており、『アウトランダーPHEV』は世界で最も累計販売台数が多いSUVタイプのPHEVとして評価をいただいております。これからもPHEVカテゴリーをリードし続けるべく、さらなるバリエーションの拡充を推進してまいります」とPHEVモデルのバリエーションを拡充していく考えを示した。
世界初公開となったマイテックコンセプトは、スモールサイズの電動SUVコンセプトカーで、PHEVシステムに発電用エンジンを従来のガソリンエンジンからガスタービンエンジンを搭載して軽量・小型化を図るとともに、4モーター方式の電動4WDシステム「クアッドモーター 4WDシステム」などを採用する。
マイテックコンセプトについて、加藤氏は「今回のコンセプトカーは、軽量・コンパクトなエンジンを採用した新しいPHEVシステムとし、さらに、三菱自動車が得意とする4WD技術の新提案を加えることによって、当社のブランド・メッセージ“Drive your Ambition”を表現しました。毎日の移動から休日のレジャーまで、どんな人でも安心・安全に心ゆくまで思い切り楽しめる、『行動範囲を広げたい、様々なことに挑戦したい』というドライバーの想いに応える電動SUVです」と紹介した。
2019年度内の発売を計画する「スーパーハイト軽ワゴンコンセプト」
同時に公開されたスーパーハイト軽ワゴンコンセプトについてはアシュワニ氏が説明。アシュワニ氏は「私たちにとって軽自動車は、国内販売の過半数を占める重要なカテゴリーであり、スーパーハイトワゴンは特に激戦区です。本年3月に発売した『eKクロス』『eKワゴン』に続く、新世代軽自動車の第2弾の位置付けであり、本年度内の発売を計画しています」と話した。
加えて、アシュワニ氏は「三菱自動車らしいSUVテイストのデザイン、スーパーハイトワゴンならではの広々とした居住空間や機能を実現しました。さらに、キビキビとした小気味よい走りを実現しています。運転支援技術MI-PILOTや『サポカーSワイド』に該当する先進の予防安全技術などを採用し、乗る人すべてに安心・安全を提供します。「いろんなところに行ってみたい、もっと遠くまで行ってみたい」というドライバーの気持ちに応える新時代のスーパーハイトワゴンです」と紹介した。
今後の商品計画について、アシュワニ氏は「今後は三菱自動車独自のPHEV技術に加え、アライアンスのバッテリーEV、シリーズハイブリッドといった多様な電動化技術を活用することで、電動車のラインナップを拡充してまいります。具体的には2022年までにミッドサイズSUV、コンパクトSUVに、いずれかの電動化技術を採用した新型車を投入する計画です。今後、軽自動車を含め電動化を進めていきます」と、軽自動車にも電動化技術を投入していく考えを示した。
