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ランボルギーニ、2019年の世界販売台数が45%増の8205台で新記録更新。「ウルス」が4962台で大きく貢献

9年連続で販売増達成。わずか2年で2倍以上の販売実績に

2020年1月13日(現地時間) 発表

アウトモビリ・ランボルギーニが2019年1月1日~12月31日の世界販売台数を発表。スーパーSUV「ウルス」が販売台数増に大きく貢献

 アウトモビリ・ランボルギーニは1月13日(現地時間)、2019年1月1日~12月31日の世界販売台数が史上最高の8205台に達したと発表。前年の5750台から43%増となり、9年連続の増加となった。

 ランボルギーニは世界50か国に165店舗のディーラーを持ち、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)は3206台で+28%、アメリカは2837台で+45%、アジア太平洋は2162台で+66%の伸びをそれぞれ記録。すべての地域で販売新記録を達成した。

 単独の国別では、アメリカが2374台で2019年も最大のマーケットとなったほか、続いて中国本土・香港・マカオが770台、英国が658台、日本が641台、ドイツが562台、中東が387台、カナダが376台、イタリアが370台となる。これらのマーケットすべてにおいて販売台数が躍進し、各国の販売記録を塗り替えているという。

 車種別では、「アヴェンタドール」が1104台と堅調な販売を記録しているほか、2019年に新しいデザインと最新のテクノロジーを備える「ウラカン EVO」が発売となった「ウラカン」も2139台を販売。ウラカンは、生産開始からわずか5年となる2019年までに1万4022台がデリバリーされ、同じ台数を10年で達成した「ガヤルド」を超え、史上最も成功したランボルギーニとなった。また、スーパーSUV「ウルス」が世界販売台数の増加に大きく貢献したといい、2019年は、前年の1761台から182%増の4962台を販売した。

生産開始から5年で1万4022台がデリバリーされ、“史上最も成功したランボルギーニ”になったという「ウラカン」

 なお、ランボルギーニは2019年の他のすべての重要事業目標も達成したとのこと。

 アウトモビリ・ランボルギーニ Chairman and Chief Executive Officerのステファノ・ドメニカリ氏は「2019年は、当社の歴史の中でも最も成功を収めた年となりました。わずか2年で2倍以上の8000台超という販売実績は、ランボルギーニというブランドの力と、当社の製品と営業戦略が一過的なものではないことを証明しています。スーパーSUV ウルスの販売台数は約5000台で、2018年の全体の販売台数に迫ります。さらなる進化を遂げたテクノロジーを搭載したV10およびV12のスーパースポーツカーも、市場での熱い支持を得て成功を続けています。同時に各種ソーシャルメディアチャンネルでも、フォロワー数が4000万を超え、特に若い世代でのブランド認知度が高まりました。これは、すべて一丸となってこそ達成できたことであり、私たちのブランドにインスピレーションを与え、力を尽くしてくれたランボルギーニ・チームの1人ひとりに感謝するとともに、シェアホルダーの皆さま、当社グループ企業の皆さまの変わらぬご支援に心より御礼申し上げます」とコメントしている。

2020年の展望

 ランボルギーニは2020年はさまざまな困難が予想される中でも、魅力的なプロダクト・ポートフォリオをそろえ、中期的には販売台数と収益の両面において新しい規模でのさらなる成長が見込めるとして、堅調な見通しを予想。技術面では次世代スーパースポーツカーの全モデルについて、ハイブリッドからの派生モデルを戦略的に開発することが決定しているという。

 なお、新モデルや新たな取り組みに関する発表は、専用の場所やイベントにユーザーやメディアを招待するため、2020年のジュネーブ・モーターショーには出展しないとのこと。