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アウディ、「A6」「A7 Sportback」に2.0リッターディーゼルモデル「40 TDI quattro」追加
150kW/400Nmを発生し、12Vマイルドハイブリッドと協働
2020年4月2日 12:47
- 2020年4月2日 発売
- 745万円~828万円
アウディ ジャパンは4月2日、「A6」「A7 Sportback」に2.0リッター TDIエンジンを搭載するグレード「40 TDI quattro」を追加して発売した。価格は745万円~828万円。
V型6気筒 3.0リッター直噴ターボを搭載するグレードから日本導入を開始したA6とA7 Sportbackに新しく追加される40 TDI quattroは、最新の排出ガス基準に適合したTDIエンジン(EA288 evo型)を搭載。最大出力150kW(204PS)/3750-4200rpm、最大トルク400Nm/1750-3500rpmを発生し、トランスミッションには7速Sトロニックを採用する。AWDクラッチを使用する高効率なquattroシステムと組み合わせることで、環境性能と運動性能において、唯一無二のバランスを実現させた。
TDIエンジンはアルミ製シリンダーブロック、アルミ製ピストンなどで軽量化した2200barの燃料噴射圧を背景に、従来のピエゾ式と同等のレスポンスを持つ新開発の8穴ソレノイドインジェクターが正確な噴射コントロールを実現。状況に応じて1行程あたり合計5~8回の噴射(パイロット/メイン/ポスト噴射)を行なうことで、高い環境性能や低振動、静粛性などを獲得している。排出ガス処理は、常に燃焼温度を最適に保つ高圧・低圧の2チャンネルEGRのほか、アンモニア酸化触媒、パティキュレートフィルター、尿素噴射SCRから構成されており、あらゆる温度条件で効率的なエミッションコントロールを行なうべく連携作動する。
また、12Vマイルドハイブリッドシステムと協働することで、余裕ある加速感や快適性、環境性能を両立。この12Vマイルドハイブリッドシステムは従来の電装系用バッテリーに加えて、リチウムイオンバッテリーも搭載。この2つ目のバッテリーの助けによって、55~160km/hの範囲でエンジンをOFFにしたコースティング走行、また22km/h以下でのアイドリングストップを実現するほか、5秒間のエンジンアシスト(最大2kW、60Nm)を実施。通常のスターターモーターより大型のBAS(ベルト オルタネーター スターター)のため、エンジン停止・再始動は非常にスムーズというメリットに加え、緻密な回生と効率アシストは、欧州計測値で3%の省燃費効果をもたらすとしている。