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クボタ、オランダ「Aurea Imaging」と戦略的提携。果樹栽培システムの自動化について実証実験

2020年5月11日 発表

クボタの欧州イノベーションセンターのメンバーとAurea Imagingの幹部

 クボタは5月11日、オランダのスタートアップ企業「Aurea Imaging」と1年間の戦略的提携を結んだと発表した。クボタの持つ機械の技術と、Aureaの技術を組み合わせた果樹栽培システムの自動化の実現性について、実証実験を進めていくという。

 Aureaはオランダのスタートアップ企業。ドローンやIoTセンサーで入手したデータにAIを組み合わせることで、果樹園などにおける収量予測や土壌マップ作成などのサービスを手掛けている。また、ドローンのマッピングサービスで豊富な実績を持ち、ドローンによる情報収集の世界的なネットワークを築いているという。

 農業の中でも果樹栽培はこれまで機械化が進んでおらず、今後成長が期待される分野と位置付けており、Aureaのサービスのさらなる発展に向けて共同で1年間の実証実験を行なうことを決定。Aureaの持つ高度なセンシング技術と、クボタの果樹園向け農業機械は補完関係にあり、これらを融合させて欧州における果樹栽培システムの自動化の実現可能性を検証していく。この提携を通じて、将来的にはクボタが注力する果樹栽培分野において、トータルソリューションを提供することを目指すとしている。