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クボタ、「農機シェアリングサービス」開始。希望者を募集中

農業機械所有者と一時利用の希望者をマッチングさせる新たな取り組み

2020年4月9日 発表

トラクター(参考)

 クボタは4月9日、岡山県東部および千葉県・茨城県の一部地域において、農業機械の所有者と一時利用の希望者をマッチングするシェアリングサービスの試験運用を行なうと発表した。

 この試験運用を通してユーザーのニーズや運用上の課題などを抽出・検証し、今後のシェアリングサービスの事業化を検討するとしている。

田植機(参考)
コンバイン(参考)
背景とねらい

 農業生産者の減少や高齢化に伴う農作業の効率化、省力化ニーズに応えるべく、農業機械の自動化、高性能化に取り組んでいるが、一方で農業機械の購入は、新規就農や経営規模拡大等におけるハードルの1つとなっているのが現状。

 そのため所有者が使用しない時期の農業機械や、離農者の遊休機械などを一時利用できる仕組みを提供することで、より多くの方の農業への参入や規模拡大の後押しとなるのではないかと考案。

 今回の試験運用では対象とする地域、および参加できる農業機械の所有者を限定した上で、農業機械の所有者、一時利用者双方のニーズ、利用前後のメンテナンスや運送等に関する課題の抽出と検証を行ない、本サービスの構築に向け準備を進めるという。

試験運用の概要

・地域:1/岡山県東部、2/千葉県北部・茨城県南部の一部地域
・実施時期:2020年4~7月(第一期)、同年9~11月(第二期)
・対象機械:クボタ製トラクタ、コンバイン、田植機
・内容:農業機械所有者、利用希望者のマッチング、利用料の受渡、損害保険の手配、機械整備等のサービス提供など
・利用料金:農業機械の所有者が設定した利用料(クボタ手数料含む)に保険料を加算
・申し込み方法:農業機械の利用を希望する方(専用フォームより入力)
※今回は農業機械の所有者の一般募集は行なっていない
・問い合わせ先/ユーザー登録・問い合わせフォーム