ニュース

ポルシェ、新型EV「タイカン」国内価格公表。タイカン4Sで1448万1000円

全国のポルシェセンターに急速充電器「ポルシェ ターボチャージャー」を順次設置

2020年6月5日 発表

タイカン4S:1448万1000円

タイカンターボ:2023万1000円

タイカンターボS:2454万1000円。

タイカン4Sの価格は1448万1000円

 ポルシェジャパンは6月5日、ポルシェ初のEV(電気自動車)「タイカン」3モデルの日本国内販売価格を発表した。価格はタイカン4Sが1448万1000円、タイカンターボが2023万1000円、タイカンターボSが2454万1000円。

スペックによって3モデルをラインアップ

 タイカンは、主にスペックによって3モデルをラインアップ。タイカン 4Sでは最高出力320kW(435PS)、最大トルク640Nm(ローンチコントロール時)を発生し、オーバーブースト時は出力が390kW(530PS)まで引き上げられる。

 タイカン ターボは460kW(625PS)/850Nm(ローンチコントロール時)で、オーバーブースト時は500kW(680PS)。

タイカンターボの価格は2023万1000円
タイカンターボ

 タイカン ターボSは460kW(625PS)/1050Nm(ローンチコントロール時)で、オーバーブースト時は560kW(761PS)というスペックとなる。

タイカンターボSの価格は2454万1000円
タイカンターボS

ポルシェジャパンが独自の充電インフラネットワークを展開

 タイカンの価格公表とあわせて、ポルシェジャパンはポルシェEVオーナー向けに、急速充電器を始めとする独自の充電ネットワークを日本全国にて展開していくことを明らかにした。

 ポルシェジャパンの充電ネットワークでは、国内最速最大150kW級出力のCHAdeMO規格となる急速充電器「ポルシェ ターボチャージャー」と、自宅での利用を目的とした8kW出力の普通充電器「ポルシェ モバイル チャージャー」といった、2モデルの充電器を用意。

 ポルシェ ターボチャージャーはABBと共同で開発したもので、国内でもっともパワフルな150kWの出力により、タイカンの車載バッテリーを24分で80%(走行距離300㎞分)まで充電することが可能という。

 ポルシェ モバイルチャージャーでは、8kWの出力により約9時間で80%以上まで充電。なお、ポルシェのEVは、日本国内の充電基準(急速:CHAdeMO、普通:J1772)に対応しており、高速道路のSA/PAや道の駅、駐車場等の公共施設にすでに設置されている2万基を超える充電器での利用も可能としている。

全国のポルシェセンターにポルシェ ターボチャージャーを順次設置

 ポルシェ ターボチャージャーについては、順次全国の販売店に設置予定とし、2020年内に21拠点に設置予定。あわせて、EVを整備できる施設が整えられトレーニングを受けたメカニックも配備されるとしている。

都市部にポルシェターボチャージングステーションを設置

 また、ポルシェジャパンでは都市型充電ステーションとして、東京・名古屋・大阪にポルシェ ターボチャージング ステーションを展開。150kW級出力のポルシェ ターボチャージャーを1か所につき2基ずつ設置するのと合わせて、8kW出力のポルシェモバイルチャージャー コネクト(2021年後半設置予定、設置数は各施設で異なる)を備えることで、短時間滞在用と長時間滞在用として使い分けることができるとしている。

2020年中の設置施設

東京:4か所準備中

名古屋:ヒルトン名古屋 地下駐車場内、ナゴヤ セントラルガーデン 第1駐車場内

大阪:LINKS UMEDA(リンクス ウメダ)地下駐車場内、あべのハルカス 地下駐車場内

ポルシェ デスティネーション チャージング ステーション

 さらに、ホテルやゴルフ場など目的地となる場所に充電器の設置を展開。ポルシェオーナーであれば無償で利用可能な充電器の設置施設を順次拡大していく予定としている。