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アストンマーティン、新型SUV「DBX」がラインオフ。7月後半から納車スタート

「ハンド・ビルト・イン・ウェールズ」と記される最初のアストンマーティンモデル

2020年7月9日(現地時間) 発表

新型SUV「DBX」がラインオフ

 英アストンマーティンは7月9日(現地時間)、同ブランド初の新型SUV「DBX」がラインオフしたことを発表した。新型DBXは英国ウェールズのセント・アサンに建設されたアストンマーティンの専用施設で生産が行なわれ、7月後半から納車をスタートするとのこと。

 元英国国防省の敷地に作られたセント・アサン工場はDBXの専用工場となるが、ゼロエミッションのラグジュアリーブランドに位置付けられる「ラゴンダ」の生産拠点としても稼働する。

 新型DBXはSUVが持つ多用途性にスポーツカーのダイナミックなパフォーマンスを融合したモデルで、SUV専用の新プラットフォームを採用。ボディサイズは5039×1998×1680mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは3060mm。

 パワーユニットは「DB11」「ヴァンテージ」にも搭載するV型8気筒4.0リッターツインターボエンジンをアップデートしたものとなり、最高出力405kW(550PS)/6500rpm、最大トルク700Nm/2200-5000rpmを発生。0-100km/h加速は4.5秒、最高速は291km/hに達する。トランスミッションにはトルコン式の9速ATを採用し、アクティブ・セントラル・ディファレンシャルとエレクトリック・リア・リミテッドスリップ・ディファレンシャル(eデフ)を備えた4輪駆動システムを組み合わせる。

 今回の発表について、暫定最高執行責任者であるキース・スタントン氏は「DBXの完成を目撃できるのは本当に光栄なことです。私はこの元国防省の拠点を世界クラスの自動車製造施設に改造するために一生懸命取り組んだアストンマーティンチームを非常に誇りに思っています」とコメントしている。

新型DBXの生産の様子
DBXは「ハンド・ビルト・イン・ウェールズ」と記されるる最初のアストンマーティンモデル