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アストンマーティン、ウイスキー蒸留所「Bowmore(ボウモア)」とのパートナーシップを記念した「DBX Bowmore エディション」
オーナーにボウモアの蒸留所があるスコットランド アイラ島を訪問する機会を提供
2020年12月9日 08:45
- 2020年12月7日(現地時間)発表
英アストンマーティンは12月7日(現地時間)、シングルモルト・ウイスキー蒸留所であるBowmore(ボウモア)とのパートナーシップを記念した「DBX Bowmore エディション」を発表した。18台が限定生産され、同モデルのオーナーにはボウモアの蒸留所があるスコットランド アイラ島を訪問する特別な機会が提供されるという。現在、世界中で注文を受け付けており、納車は2021年第4四半期に行なわれる予定。
今回発表されたDBX Bowmore エディションは、ボウモア・ブルーと呼ばれるボディカラーを採用。このカラーはアストンマーティンの長い歴史の中で使用されてきたカラー・アーカイブの中から、「Q by Aston Martin」がこのモデル専用に復活させたもの。好みに応じて他のボディカラーを選択することもでき、一例としてキセノングレーと呼ばれるカラーは、見る角度によって青みがかった色が浮かび上がる魅力的なカラーとして紹介されている。DBXのサイドストレーキには、Bowmoreの長い伝統に敬意を表してオリジナル・ウイスキーの銅を使用したBowmoreブランドのコッパー・インレイをアクセントとして採用している。
また、オプションのブラック・ブレーキ・キャリパーは艶消し仕上げのホイールに繊細な印象を与えるほか、アストンマーティン・ウイング・エンブレムとスクリプト、「Q by Aston Martin」のフェンダー・エンブレムによってエレガントな印象も演出しているという。
インテリアでは、オブシディアン・モノトーンまたはコッパー・タン・メタリック/オブシディアン・デュオトーンのいずれかを選択することができ、どちらのトリムを選択してもスコットランドのアイラ島を象徴する「ボウモア・ツイード」のアクセントが採用される。「ボウモア・ツイード」は1883年に設立され、毛織物製品で世界的に有名なIslay Woollen Mill社によって作成されたもので、その繊細で洗練されたデザインは、ボウモアとアイラ島の自然を反映し、アイラ島のテロワールと湖にヒントを得たコッパーおよびブルーのカラーを特徴としている。
さらにインテリアでは、研磨仕上げの銅製カップホルダーや、ボウモアの蒸留器からリサイクルされた銅で作られたシルプレートなど、「Q by Aston Martin」による数多くのデザイン・ディテールが採用されているという。
なお、DBX Bowmore エディションを購入したオーナーは、スコットランドで開催される「Aston Martin Art of Living」に招待される。ゲストはそこで注文したDBXスペシャル・エディションと対面し、その後、スコットランドの田園地帯を走る約270kmのドライブ旅行を開始し、ローモンド湖とトロサックス国立公園を訪れてからアイラ島行きのフェリーに。
アイラ島では贅沢な食事とともに3日間を過ごすとしており、その間、Islay Woollen Mill社を訪れ、ボウモア蒸留所のプライベートツアーに参加できる。この特別なツアーでは、39年間にわたって熟成されてきた特別なBowmoreシングルモルトを、樽から直接ボトルに詰めるという機会が提供されるとともに、英国王室を含み、長年にわたって数多くのVIPに最高級のスコッチを提供してきた世界最古の成熟庫、No.1 Vaults(第1貯蔵庫)への入室が特別に許可されるという。
今回のDBX Bowmore エディションについて、アストンマーティン・エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマン氏は、「アストンマーティン DBXは、“Q by Aston Martin”による最高レベルのカスタマイゼーションを行なうための完璧なキャンバスです。アストンマーティンとBowmoreの両ブランドは、時代を超えた美しさと永続的なレガシーを生み出すという同じビジョンを共有しています。また、そのレガシーに忠実であると同時に、常に新しい手法を取り入れているという点でも共通点があり、このビジョンがDBX Bowmoreエディションにも反映されています。DBXのサイドストレーキのインレイには、ウイスキー蒸留器に使用されている銅製のストリップが使用され、インテリアには“ボウモア・ツイード”によるアクセントが追加されています。DBX Bowmoreは、“Q by Aston Martin”が製造した非常に美しいいリミテッド・エディションです」と、その特徴について語っている。