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F1第4戦 イギリスGP、本日22時10分決勝スタート。予選3位のレッドブル・ホンダはメルセデスを超えられるのか?

メルセデスとは予選で約1秒の差

2020年8月2日 決勝

F1第4戦 イギリスGP、マックス・フェルスタッペン選手(33号車 レッドブル・レーシング・ホンダ)は表彰台の頂点に立てるのか? (c)Getty Images / Red Bull Content Pool

 2020年シーズンのF1が7月5日のオーストリアGPで開幕してから約1か月、舞台をヨーロッパ大陸からイギリスに移して第4戦のイギリスGPが開催されている。オーストリアGPからの3連戦は、メルセデスのバルテリ・ボッタス選手(77号車 メルセデス)が1勝、ルイス・ハミルトン選手(44号車 メルセデス)が2勝と、すべてメルセデス勢が独占。ホンダ PU(パワーユニット)を搭載するマックス・フェルスタッペン選手(33号車 レッドブル・レーシング・ホンダ)が前戦のハンガリーGPで2位になるなど、表彰台には上るものの、その頂点には届かない状況が続いている。

 この状況についてホンダのPU運用を統括するHONDA F1テクニカルディレクター 田辺豊治氏はハンガリーGP終了後、「3連戦で、競争力のギャップが見えてきた。3連戦のレースデータ、予選データをじっくり見直して、シルバーストーン2連戦に備えていきたい」とコメントしており、ホンダF1の欧州拠点(ミルトンキーンズのファクトリー)があるイギリスGPに注目が集まっていた。

 しかしながらイギリスGPの予選は、メルセデス勢が圧倒。ルイス・ハミルトン選手(44号車 メルセデス)が1分24秒303、バルテリ・ボッタス選手(77号車 メルセデス)が1分24秒616、でフロントローを占め、ホンダPUを搭載するマックス・フェルスタッペン選手(33号車 レッドブル・レーシング・ホンダ)は1分25秒325と予選3番手となったものの、メルセデス勢とそれ以外のチームでは約1秒以上のタイム差が存在する。

予選3位となったマックス・フェルスタッペン選手 (c)Getty Images / Red Bull Content Pool

 もちろん決勝では、レース展開やエンジンのマネジメントなどで異なった様相になるかもしれないが、基本的にはメルセデスが優位を占め、そこにレッドブル・ホンダをはじめとする各チームが挑んでいく状況になるだろう。

 ホンダ 田辺氏は、ハンガリーGPにおいてホンダPUをプッシュ気味に使ったと発言。2020年のF1シーズンはシーズンスケジュールが確定せず、どのグランプリでPUの2基目を投入するかが鍵になると(ガスリー選手は、トラブルなどにより、すでに2基目を使用中)いう。そのため、「エンジンの使い方、最初に想定していた使い方、ダメージの具合を見ながら、その先の使い方を考える」としており、PUの耐久性を見ながらPUのモードをどう使っていくのかが見所になるだろう。

 イギリスGPの決勝レースは日本時間で8月2日22時10分スタート。DAZNやフジテレビNEXTなどで見ることができる。