ニュース
F1第3戦 ハンガリーGP開幕、ホンダの巻き返しは? 「最大限のパフォーマンスを引き出し戦うべく、準備を進めています」と田辺TD
2020年7月17日 17:19
- 7月17日~19日(現地時間) 開催
7月17日~19日(現地時間)、ハンガロリンクにおいてF1第3戦 ハンガリーGPが開催される。今シーズンは過密スケジュールのF1となっており、3週連続F1が開催されていく。
ホンダのPU(パワーユニット)を搭載するレッドブル・レーシング・ホンダは、33号車 マックス・フェルスタッペン選手が第2戦 シュタイヤーマルクGPで3位表彰台を獲得。そのほか2台もポイントを獲得するなど成績を上げつつある。しかしながら、メルセデスが1-2フィニッシュするなどメルセデス勢の厚い壁に勝利を阻まれている状態だ。
この第2戦 シュタイヤーマルクGPについてHONDA F1テクニカルディレクター 田辺豊治氏は、「大きな問題は発生せず、Honda PUを搭載した4台のマシンが完走を果たしました」とコメント。速さにおいてはメルセデス勢に遅れを取る部分はあったものの、3人の選手がポイントを取ったことを評価した。
この週末に行なわれるハンガリーGPについては、「多くのコーナーを持ち平均車速が低いという点で、前戦までのRed Bullリンクとは異なる特徴を持つ」としており、追い抜きが難しいことから予選が重要であると位置づける。
週末の気温が上がるとの予報が出ているとし、「冷却面を考慮した車体とホンダPUの運用にフォーカスしていく」という。2019年シーズンはメルセデス勢が冷却面において若干の苦しさがあり、ホンダのPUはそのような場面で明らかな強さを発揮していた。メルセデス勢も今シーズンは対策を行なっているとみられるが、実際に気温が大きく上がった場合、どのような勢力図になるのかは楽しみだ。
田辺TDは、「このサーキットでは昨年フェルスタッペン選手がポールポジションを獲得しており、相性はわるくないと考えています。前2戦のオーストリアではトップランナーに対して苦しい戦いとなりました。PU、および車体パッケージ全体として最大限のパフォーマンスを引き出し戦うべく、準備を進めています」とコメントしており、週末のハンガリーGPの戦いに期待したい。
ハンガリーGPのFP1(練習走行1)は、日本時間7月17日18時に開始となる。