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F1初優勝のガスリー選手がコメント。最後の5周「10回はピンチがあった」

2020年9月6日(現地時間) 決勝開催

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー選手

 9月6日(現地時間)に開催されたF1(FIAフォーミュラ・ワン世界選手権)第8戦イタリアグランプリの決勝で、F1初優勝を果たしたスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー選手が、優勝後のコメントを発表した。

 ガスリー選手は、2017年のF1第15戦マレーシアGPでF1デビュー。2018年は第2戦バーレーンGPで4位入賞、2019年は第20戦ブラジルGPで2位入賞を果たしている。

ホンダのパワーユニット「RA620H」を搭載するスクーデリア・アルファタウリ・ホンダ

 2020年はスクーデリア・アルファタウリ・ホンダよりF1に参戦、第8戦イタリアグランプリの決勝では、ホンダのパワーユニット「RA620H」を搭載したマシンでF1初優勝を果たした。

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー選手がF1初優勝

 以下は、ガスリー選手のコメント全文となる。

 最高です!言葉にならず、信じられない気分です! この1年半、さまざまな苦しいことがありましたが、この結果は予想を超えていました。

 スクーデリア・アルファタウリに戻って以来、懸命に取り組んできました。僕らは1日ずつ、そしてレースごとに成長し、少しずつですが強くなってきました。チームは、昨年のブラジルで僕に初表彰台をもたらしてくれましたが、今日は僕らのホームであるイタリアで、しかもモンツァで、ついに初勝利を挙げることができました。

 僕は決してあきらめませんでしたし、F1で成功するためにすべてを捧げて戦ってきました。そして、今日は最高の1日になりました。

 首位を走っていたとき、このポジションを失いたくないという強い気持ちがありました。もし2位になっていたら、満足できなかったと思います。簡単ではありませんでしたが、持てる力をすべて出しきり、背後のマシンにスリップストリームを与えないように激しくプッシュしました。

 最後の5周は特に厳しい戦いだったので、10回はピンチがあったと思いますが、とにかくプッシュしました。タイヤは終わってしまっていましたが、なんとしても勝利をつかみたかったのです。

 自分がF1レースのウィナーと呼ばれるのは、まだ不思議な気分です。現場と、ファエンツァ、ビスターのファクトリー全員に感謝を、みんなにとって最高の1日になりました。ファエンツァにある本社メンバーは、ほとんどがイタリア人なので、ここイタリアGPでの優勝は格別なものです。皆さん、本当にありがとうございました。

9月6日に開催された第8戦イタリアグランプリ