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ホンダ、F1スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ仕様の「HondaJet」

F1イタリアGPよりチームメンバーの移動に本格運用開始

2020年9月8日(現地時間) 発表

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ仕様のHondaJet Elite

 本田技研工業の航空機事業子会社 ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は9月8日(現地時間)、レッドブルのF1チーム、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダに最新型の「HondaJet Elite」をデリバリーしたと発表。ホンダの公式サイトでは、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ仕様のHondaJet Eliteの写真が公開された。

 レッドブルでは、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダが初優勝を遂げたFIAフォーミュラ・ワン世界選手権 第8戦F1イタリアグランプリにおいて、チームメンバーの移動にHondaJetを使用して本格的に運用を開始。

HondaJet Eliteに乗るScuderia AlphaTauri Hondaチーム(左から、チーム代表 フランツ・トスト氏、ダニール・クビアト選手、ピエール・ガスリー選手)

 今後は欧州を拠点として役員、F1ドライバー、他競技の選手の移動やレーシングサーキットの下見など多目的でHondaJet Eliteを使用予定としている。

 ホンダ エアクラフト カンパニー取締役社長 藤野道格氏は「レッドブルよりHondaJet Eliteを選んでいただいたことを、大変うれしく思います。HondaJet Eliteを活用することで、より効率的に、そして安全に選手たちが移動できるようになり、ベストコンディションで各レースに臨めるようになることを期待しています」とコメント。

Scuderia AlphaTauri Honda F1マシン
9月6日開催の第8戦イタリアグランプリ決勝で優勝したピエール・ガスリー選手

 レッドブルF1モータースポーツ アドバイザーのヘルムート・マルコ氏は「HondaJet EliteをFlying Bullsの新しいメンバーとして迎えることができて嬉しく思います。これは、ホンダとレッドブルの間の強力なパートナーシップの新たな一歩です。HondaJetは、短距離および中距離のルートで特に効率的であるため、とても理想的です。レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリ・ホンダチームの移動に使用します。ホンダとレッドブルは、F1モータースポーツの他、MotoGPでも長年のグローバルパートナーシップを築いています」とコメントしている。

 なお、HondaJetは北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、そして日本で販売されており、世界中で155機以上のHondaJetが運用されている。