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トヨタ・モビリティ基金、高齢ドライバーと家族向け総合情報サイト「高齢ドライバードットコム」
高齢ドライバーとその家族が日常生活の中で感じる関心事や不安・疑問の解消の参考となる情報を紹介
2020年8月5日 16:53
- 2020年8月5日 公開
トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation)は8月5日、交通安全に向けた取り組みの一環として、高齢ドライバーおよびその家族にとって有用な情報を集めた総合サイト「高齢ドライバードットコム」を公開した。
日本では、交通事故の件数や死者数は減少しているものの、高齢ドライバーが当事者になる事故は横ばい傾向にあり、75歳以上の高齢ドライバーの免許人口当たりの交通死亡事故件数は、75歳未満の運転者の2.4倍。今後、さらに高齢の運転免許保有者の増加が見込まれており、高齢ドライバー向けの安全対策が急務だという。
そこで、高齢ドライバードットコムでは、加齢に伴う高齢者の身体的特性の変化に応じた安全運転の方法や運転能力のセルフチェック、免許返納を検討する際の家族としての接し方など、高齢ドライバーとその家族が日常生活の中で感じる関心事や不安・疑問の解消の参考となる情報として、行政、学識者、保険会社、自動車メーカーなど、交通安全に関わる多様な立場における取り組み、アドバイスについて網羅的に紹介していくという。
主なコンテンツとしては、高齢ドライバー本人に向けた情報として、高齢ドライバーの免許更新制度、安全にクルマに乗り続けるための運転習慣、クルマの安全装備とその購入助成制度、マイカー以外の移動の選択肢などを紹介。
また、高齢ドライバーの家族向けの情報として、高齢ドライバーのクルマに同乗して運転能力を観察する際のチェックポイントや免許返納までの検討の流れ、家族として知っておきたい情報を専門家からのアドバイスを交えて紹介する。
交通安全の実現には、ドライバーや歩行者という「人」に対する啓発活動、安全な「クルマ」の開発、信号設置や道路整備など「交通環境」整備、の三要素が一体となった取り組みが重要だという。今後、トヨタ・モビリティ基金では、同サイトのコンテンツの充実や関係機関との協働を通じた「人」への啓発活動に加え、「クルマ」の安全性向上や「交通環境」の整備に取り組んでいる専門家とも連携しながら、従来にはない新たなアプローチや新しい技術の導入を通して「交通事故死傷者ゼロ社会」の実現に向けた活動を推進していくとしている。