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三菱自動車の元会長 益子修氏が逝去
2020年8月31日 16:28
- 2020年8月31日 発表
三菱自動車工業は8月31日、同社元取締役会長 代表執行役で特別顧問の益子修氏が8月27日に逝去したと発表した。
益子氏は1949年2月19日生で享年71歳。死因は心不全で、通夜と葬儀については近親者にて内々に執り行なったとしている。なお、故人の遺志により「お別れの会」の開催予定はない。
同社CEOの加藤隆雄氏は「生前皆さまから賜りましたご厚情に、故人に代わりまして、厚く御礼申し上げます」とコメントしている。
益子氏は2005年1月に社長就任。「三菱自動車再生計画」を策定・実行し、同社の立て直しに尽力。選択と集中の方向性を掲げて身の丈に合った経営を目指しつつ、世界初の量産EV(電気自動車)「i-MiEV」や世界初の4WD SUVのプラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」に代表される、環境に配慮した先進的な車両の開発を主導的に進めた。さらに、同社の強みとなったアセアン地域では、多数の国での現地生産に成功し、大きく販売を拡大させた。
同社はリリースにおいて「その人柄と幅広い人脈で、協力会社、アライアンス各社、三菱グループの経営者との良好なコミュニケーションにより関係を構築。故人は16年にわたり、その経営手腕で多くの困難を乗り切り、当社に多大な功績を残しました」と益子氏の功績を紹介している。