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三菱自動車、「eKスペース」後継モデルを2019年度後半に発売
2018年度決算説明会の“将来的な商品投入計画”として益子修会長が紹介
2019年5月9日 20:52
- 2019年5月9日 開催
三菱自動車工業は5月9日、2018年度通期の決算内容を発表し、同日に東京都港区の新本社で決算説明会を実施。この中で三菱自動車工業 取締役会長 CEO 益子修氏から「次期中計に向けた考え方」について説明される時間が用意され、益子会長から軽自動車のスーパーハイトワゴン「eKスペース」の後継車両となる新型モデルが2019年度後半に発売予定であることが明らかにされた。
eKスペースの後継モデルについては、三菱自動車工業 副社長執行役員(財務、経理担当)CFO 池谷光司氏から行なわれた2019年度の事業見通しの中でも、日本市場の地域戦略に置ける黒字拡大策の1つとして取り上げられた。モデルの詳細については解説されなかったものの、3月28日に発売されたばかりの新型軽ハイトワゴン「eKワゴン」「eKクロス」同様に、日産自動車が企画・開発を主導し、三菱自動車と日産の合弁会社「NMKV」が企画や開発マネジメントを担当するモデルになるという。
また、今後の商品投入計画では益子会長が「『パジェロ』や『ランサー』といった認知度の高い商品の復活を望む声が強いことはよく承知しております。ここで申し上げたいことは、われわれメーカーはお客さまの趣向に合わせ、あるいは先取りして商品を投入しなければ持続的に成長することが難しいということです。自動車メーカー各社は試行錯誤を重ね、20年前、あるいは10年前と比較してもまったく異なるコア商品を展開し、成長を実現しています。われわれも未来を切り拓くために、競争力を確保できるセグメントに集中して開発を行なっていく必要があると考えております。この点をご理解いただきたく思います」とコメントしている。