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トヨタ、開発中のハイパーカー「GR スーパースポーツ(仮称)」がサルト・サーキットで初走行

特別にオープン仕様にカスタマイズ

2020年9月20日 発表

開発中のハイパーカー「GRスーパースポーツ(仮称)」がサルト・サーキットを走行

 TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ自動車)は9月20日、第88回ル・マン24時間レースの決勝前に、開発中のハイパーカー「GRスーパースポーツ(仮称)」でサルト・サーキットを走行し、その様子を公開した。

 今回走行したのは、2018年・2019年にル・マン総合優勝を果たしたTS050 HYBRIDをベースにしたロードカー、GR Super Sport(仮称)の開発中のモデル。特別にオープン仕様にカスタマイズし、GRのカモフラージュ柄が施された車両に、かつてトヨタのWECドライバーとして活躍したアレックス・ブルツ氏と村田チーム代表が乗り込み、デモンストレーションラップと決勝スタート前のトロフィー返還を行なった。

 GR Super Sport(仮称)は、モータースポーツを通じてもっといいクルマづくりに取り組むTOYOTA GAZOO Racingの理念を具現化したクルマであり、TOYOTA GAZOO Racingのレース活動とGR商品の非常に密接な関係を示す象徴でもあるとのこと。

特別にオープン仕様にカスタマイズされた開発中のGR Super Sport(仮称)
かつてトヨタのWECドライバーとして活躍したアレックス・ブルツ氏と村田チーム代表が乗り込み、デモンストレーションラップと決勝スタート前のトロフィー返還を行なった

 今回の発表に際し、アレックス・ブルツ氏は「GR Super Sport(仮称)の開発中のモデルを初めて公の場で、しかもこのクルマとつながりの深いル・マンのようなサーキットでドライブすることができてとても光栄です。GR Super Sport(仮称)はここル・マンで生まれたクルマなので、ホームに戻ったように感じます。今回このクルマを運転するのは私にとって初めてで、さらに1周では限界まで性能を発揮させるチャンスはありませんでしたが、GR Super Sport(仮称)がすでに高いパフォーマンスとポテンシャルを持っていることが感じられました。運転中は、特に四輪駆動とハイブリッドシステムにTS050 HYBRIDとの類似性を感じました。エンジニアたちは、『それはこのクルマの本当のパフォーマンスのほんの一部だ』と言っていたので、近い将来、またこのクルマをドライブできる日がとても楽しみです」と述べている。