アウディ、SUV「Q8」初のRSモデル「RS Q8」

フルサイズSUV「Q8」初のRSモデル「RS Q8」新設定

　アウディ ジャパンは11月28日、クーペスタイルのフルサイズSUV「Q8」に初となるRSモデル「RS Q8」を設定して2021年2月以降に発売予定と発表した。価格は1869万円で、ステアリング位置は左/右を設定する。

　Q8は、2019年に大型SUV市場において、よりスポーティでラグジュアリーなモデルを志向する人に向けて導入したクーペスタイルのSUVモデル。Qモデルのデザインモチーフである八角形のシングルフレームグリルや、アウディの代名詞である“quattro”（クワトロ：4輪駆動）を象徴するブリスターフェンダーなど、ダイナミックなスタイリングを特徴としている。

　RS Q8は、アウディのハイパフォーマンスモデルを手がけるAudi Sport GmbHによって開発されたモデル。外観では、ハイグロスブラックのラジエーターグリルやルーフエッジスポイラー、リアスカート、楕円テールパイプなど、数々のRS専用パーツや大径23インチアルミホイールによってQ8のスタイリングの精悍さを際立たせた。

RS Q8

　内装では、アルカンターラレザーのスポーツシートやオプションのレザーシートパッケージ、専用モードを備えた「アウディバーチャルコックピット」などにより、スポーティな雰囲気を演出している。

RS Q8の内装

　パワーユニットは、最高出力441kW（600PS）、最大トルク800Nmを発生するV型8気筒4.0リッターツインターボエンジンを搭載。トランスミッションには8速ティプトロニックを組み合わせ、48Vマイルドハイブリッドシステムやシリンダーオンデマンド（cod）を採用することで効率化を図っている。駆動方式は“quattro”フルタイム4輪駆動で、セルフロッキングディファレンシャルを搭載している。

　サスペンションは、よりスポーティなチューニングを施したRS アダプティブエアサスペンションを標準採用。さらに、状況に応じて後輪を最大5度、前輪と逆位相に操舵することで、低速走行時には取りまわし性能を、高速走行時には同位相によってステアリングレスポンスを高める4輪操舵システム、オールホイールステアリング、RSモードを持つドライブセレクトを標準装備している。

　最新のデジタル技術やセーフティ技術も搭載され、10.1インチと8.6インチの2つのタッチディスプレイを採用したMMIタッチレスポンスからなるインフォテイメントシステムを採用するとともに、オーディオにはBang＆Olufsen 3Dサウンドシステムを標準装備。また、「アダプティブクルーズコントロール」「アダプティブドライブアシスト/エマージェンシーアシスト」「アウディプレセンスリヤ」「アウディサイドアシスト」といった数々の先進運転支援システムを備えている。